一条工務店の停電|自動切替の蓄電池を実際に試した結果

一条工務店の停電|自動切替の蓄電池を実際に試した結果のアイキャッチ
さーパパ

一条工務店で太陽光と蓄電池を載せたものの、停電したときに本当に電気が使えるのか、何か操作が必要なのか分からないまま暮らしていませんか。私も入居してしばらくは、切替盤が何をするものなのか知りませんでした。

なやみん
なやみん

停電したら、蓄電池の電気って勝手に使えるの?

さーパパ
さーパパ

我が家の切替盤は自動タイプだったから、何も操作しなくても電気が戻ったよ。

なやみん
なやみん

じゃあ、停電しても電気は消えないんだね。

さーパパ
さーパパ

ううん、切り替わるまでの約10秒は家中の電気が止まるんだ。
実際に停電したときのことを詳しく紹介するね。

我が家は一条工務店のグランスマート平屋(25.5坪)で、2025年8月に入居しました。太陽光は13.475kW、蓄電池は7.04kWhです。

2026年の春、台風の日に一瞬だけ停電しました。冷蔵庫の通知で気づきましたが、何も操作しないうちに電気が戻りました。蓄電池があれば停電しても電気は消えないと思っていたので、家中の電気が一瞬でも止まったのは意外でした。

この記事でわかること
  • 自分の家の切替盤が自動か手動かの確かめ方
  • 停電中に使える電気と、止まる設備
  • 蓄電池6.2kWhで何時間暮らせるか(我が家の実測で計算)

停電が起きる前に確認しておけば、いざというときも慌てずに済みます。さらに、実際の電気使用量をもとに、停電中にどれくらい電気を使えるのかも予想できます。

結論|一条工務店の停電は、自動切替なら操作せずに戻ります

我が家は停電しても何もしませんでした。正確に言うと、何もしなくても電気が復旧しました。

理由は切替盤の種類です。一条工務店の蓄電システムには切替盤があり、停電すると回路を自立運転側へ切り替えます。取扱説明書によると、自動切替器の場合は停電の約10秒後に自動で自立運転へ変わり、復電すると約300秒後に自動で連系運転へ戻ります。どちらも操作は要りません。

我が家でも、実際に同じことを経験しました。春の台風の夜、一瞬だけ電気が止まり、すぐに復旧しました。

ただ、自動だからといって、停電中も普段どおり使えるわけではありません。

自動でも注意が必要な点

✗ 切替盤には「自動」と「手動」の2種類があります。手動の場合は、操作しないと、蓄電池に電気が残っていても切り替わりません。

✗ 自動でも一瞬は落ちる。切替器が回路を切り替えるまでに数秒、パワーコンディショナが自立運転に入るまで約10秒という順番です。無停電電源装置ではありません。

私が経験したのは瞬間的な停電だけで、何時間も続く停電は経験していません。長く続いた場合の話は、取扱説明書の仕様と我が家の1年分の実測から計算してお伝えします。

一条工務店の蓄電システムの切替盤の構成と、停電したときの切り替えの流れ
一条工務店の蓄電システムの切替盤の構成と、停電したときの切り替えの流れ

停電時に分かったこと

春に台風が近づいた夜のことです。テレビが消え、照明が消え、Wi-Fiも切れました。そしてすぐに元に戻りました。体感では本当に一瞬です。冷蔵庫が「停電しました」と知らせていたので、気のせいではなく停電だったと分かりました。

意外だったのは、蓄電池があるのに家中が一瞬停電したことです。蓄電池を載せた家なら、停電しても電気が消えないと何となく思っていました。実際は違いました。商用電源から蓄電池側へ切り替わるまでの間だけ、家の電気が止まります。

この体験で分かったのは、次の2点でした。

この停電で分かったこと
  • 時計やルーターのように、一瞬でも電気が止まると再起動してしまう機器があります。パソコンで作業中なら、一瞬の停電でも電源が落ちてしまいます。
  • 逆に、操作方法を知らなくても、電気は自動で切り替わりました。深夜でも、寝ていても、暗い中で切替盤を探す必要はありません。

一瞬で復旧したので、停電中も普通に暮らせたというほどの体験ではありませんでした。

まず、停電かブレーカーが落ちたのかを見分けます

電気が消えたとき、まず確かめたいのは原因です。停電なのか、自分の家のブレーカーが落ちただけなのか。原因が違えば、対応も変わります。

我が家が気づいたきっかけは、冷蔵庫の通知でした。夜だったので、ほかの方法は使っていません。確認する手段としては、次のようなものがあります。

停電か確かめる方法
  1. 冷蔵庫などの通知 — 停電を検知して知らせる家電があれば、これが一番早い。
  2. 外が暗いか — 近隣の家や街灯も消えていれば、その一帯の停電です。
  3. 太陽光モニタの表示 — 日中なら、発電と買電の状態が画面で分かります。

家の中の一部だけが消えている場合は、停電ではなくブレーカーの可能性が高くなります。分電盤を見て、下がっているブレーカーがないかを確認してください。電子レンジとドライヤーを同時に使った直後のような心当たりがあれば、なおさらです。

一条工務店の家は分電盤のほかに切替盤があるので、箱が2つあります。停電のときに触るのは切替盤のほうですが、手動タイプでなければ触る必要はありません。どちらの箱がどちらなのかは、落ち着いているうちに一度見ておくことをおすすめします。

一条工務店の切替盤は自動と手動|我が家は自動でした

同じ一条工務店の家でも、停電時にやることが違います。

取扱説明書には2つのパターンが書かれています。

停電したとき復電したとき
自動切替器操作は不要。約10秒後に自立運転へ切り替わる操作は不要。約300秒後に連系運転へ戻る
手動切替器連系ブレーカを「OFF」→ 切替器のハンドルを下げるハンドルを上げる → 連系ブレーカを「ON」

手動の場合、この操作をしないと蓄電池の電気は使えません。順序も決まっています。復旧方法を知らないまま停電すると、説明書を探しながら切替盤を操作することになります。

我が家の切替盤を見ると、左から連系ブレーカ、主幹開閉器、切替器が並んでいます。切替器の上には補助ハンドルが留めてあり、「停電時以外操作禁止!」という注意書きが貼られていました。実際の停電では、我が家は自動タイプなので、このハンドルを操作することなく電気が戻りました。

我が家では、自動切替は標準仕様でした。

ただし「一条工務店なら全棟で自動が標準」とは言えません。自動切替はオプション扱いだと書いている施主ブログもあり、契約時期や地域、商品で違う可能性があります。だからこそ、次の方法で自分の家を確認してください。

自動か手動かの確かめ方
  • 蓄電システムの取扱説明書を確認します。自動か手動かによって、説明されている項目が分かれています。
  • 切替盤の扉に貼られたラベルと、ハンドルの固定状態を見る。
  • 引き渡し時の説明を担当者に確認する。
停電時の切替盤の動作を自動切替器と手動切替器で比較した図
停電時の切替盤の動作を自動切替器と手動切替器で比較した図

停電中に使えるのは、家中のコンセントで最大5.5kVAまで

蓄電池がある家とない家で、停電中にできることは大きく違います。

我が家のパワーコンディショナは、定格9.9kWのハイブリッド型です。停電時は自立運転に切り替わり、家中のコンセントが使えます。専用のコンセント1口だけから電気を取る仕組みではありません。

自立運転時の出力は5.5kVAで、200Vでは5.5kVA、100Vでは2.75kVAが2系統です。取扱説明書では、自立運転用の専用コンセントもあり、こちらは合計1,500Wまでとなっています。

一方、太陽光だけの家ではどうでしょうか。一条工務店の公式サイトによると、一般的な太陽光発電の自立運転は1口・1.5kVAまでです。しかも発電している間だけ使えます。夜に停電した場合は、太陽光で発電していないので、電気は使えません。

公式サイトでは、冷蔵庫や照明などの組み合わせで約26時間使える例も紹介されています(2026年8月時点)。ただし、これは使用する機器や電力量を限定した場合の例です。何を動かすかで結果は変わるため、我が家の使用量でどれくらい使えるのかは、このあと計算しています。

太陽光のみ太陽光+蓄電池(我が家)
使える場所専用コンセント1口家中のコンセント
使える電力1.5kVAまで5.5kVAまで
使える時間帯発電中のみ夜も使える
太陽光のみの家と太陽光+蓄電池の我が家で、停電中に使える電力を比較した図
太陽光のみの家と太陽光+蓄電池の我が家で、停電中に使える電力を比較した図

蓄電池7.04kWhのうち、実際に使えるのは6.2kWhです

カタログの容量と、実際に取り出せる容量は同じではありません。

取扱説明書の仕様表には、我が家の蓄電池ユニット(型番 EOF-LB70-TK-HR)の仕様がこう書かれています。

項目値
定格容量7.04kWh
初期実効容量6.2kWh
定格出力可能時間65分
質量130kg

蓄電池の定格容量は7.04kWhですが、実際に使えるのは6.2kWhです。カタログにある7.04kWhを、すべて使えるわけではありません。

気になるのは「定格出力可能時間65分」のほうです。取扱説明書には「蓄電池のみで運転した場合」と書かれています。これは、蓄電池の電気を最大に近い出力で使い続けた場合の時間です。6.2kWhを自立運転時の出力5.5kVAで割ると約68分になり、65分という記載とほぼ一致します。

つまり、「7.04kWhあるのに、1時間しか使えない」という意味ではありません。たくさんの電気を一度に使えば、使える時間は短くなり、使う電気が少なければ、そのぶん長く使えます。

実際の暮らしでは、家中の機器を最大出力で使い続けることはありません。

蓄電池7.04kWhの定格容量と初期実効容量6.2kWh、定格出力可能時間65分の関係を示した図
蓄電池7.04kWhの定格容量と初期実効容量6.2kWh、定格出力可能時間65分の関係を示した図

我が家の1年の実測で停電したら何時間使えるか計算しました

我が家が1年間に家で使った電気は6,520kWhでした。1日あたり約17.9kWhです(一条工務店の太陽光モニタ・2025年8月〜2026年7月)。

1日あたり17.9kWhを24時間で割ると、平均すると1時間あたり約0.74kW使っている計算になります。これをもとに、実効容量6.2kWhの蓄電池が何時間使えるのかを計算します。

条件1日の使用量平均の消費電力6.2kWhで動く時間
最も多かった月(2026年1月・830kWh)26.8kWh約1.12kW約5時間半
年間平均17.9kWh約0.74kW約8時間
最も少なかった月(2026年5月・368kWh)11.9kWh約0.50kW約12時間

同じ蓄電池でも、月によって倍以上の差がありました。床暖房を24時間動かしている1月は消費が大きく、持ち時間がいちばん短くなりました。

夏も見ておきます。床冷房を動かしていた2026年7月は595kWh、1日あたり19.2kWhでしたので、持ち時間は約7時間半です。5月が少ないのは、冷暖房をあまり使わない時期だからです。7月のような夏場は、年間平均より少し多いくらいで見ておくと、実際の使い方に近くなります。

ただし、この試算には前提があります。

この計算の前提
  • 満充電(6.2kWh)の状態から停電した場合の目安です。夕方以降は蓄電池を使い始めているので、残量はこれより少なくなります。
  • 同じ使い方を続けた場合の目安です。停電中に床暖房、床冷房を止めれば、持ち時間は長くなります。
  • 夜だけなら消費は平均より低くなります。上の表の1日あたりの使用量には、昼間の消費も含まれています。
  • 晴れていれば、翌朝また発電が始まります。自立運転中も太陽光からの給電は続き、消費量を上回れば蓄電池に充電されます。そのため、蓄電池だけで何時間使えるかという計算だけで、停電時に使える時間が決まるわけではありません。

太陽光と蓄電池を両方設置した家の強みは、まさにここにあります。我が家は1年間で16,635kWhを発電し、家で使う電気の約78%を自分の家で発電した電気でまかないました。月別の記録は平屋の電気代を1年分公開した記事にまとめています。

1年分の実測使用量から計算した蓄電池の持ち時間を月別に比較したグラフ
1年分の実測使用量から計算した蓄電池の持ち時間を月別に比較したグラフ

停電で止まるもの|床暖房・さらぽか・エコキュート・IH

我が家はオール電化でガス契約がありません。つまり停電した瞬間は、すべて止まります。

我が家で実際に止まったのは、テレビ・冷蔵庫・Wi-Fi・照明でした。瞬間停電だったので、それ以外は止まったかどうか分かりませんでした。ただ、停電時にはほかにも止まるものがあります。

停電で止まる主な設備

✗ 床暖房・床冷房(さらぽか空調) — 冬も夏も24時間運転しているので、止まると体感が変わります。

✗ ロスガード90(長府製作所 DKI-181) — 我が家はさらぽか仕様で、換気と除湿・加湿を1台のデシカント式ユニットが担っています。定格消費電力は換気90W・除湿490W・保湿270Wです。

✗ IHクッキングヒーター — 調理ができません。カセットコンロがなければ火が使えないことになります。

✗ エコキュートの沸き上げ — お湯を新しく作れません。

✗ 照明・コンセント — 自立運転に切り替わるまでは使えません。

エコキュートのタンクに貯まっているお湯は、停電しても使えます。ただし断水していないことが前提です。停電すると沸き上げは止まりますが、タンクのお湯までなくなるわけではありません。

そして自立運転中は、上記の設備も使えます。ただし、床暖房を動かすと消費電力が増えるため、蓄電池の持ち時間は一気に短くなります。

停電が長引きそうなら、冷蔵庫・照明・通信機器など、何を優先するか決めておいたほうがいいです。我が家の設備でどれくらい電気を使うかは、さらぽか空調の実測電気代の記事にまとめています。

停電時に止まる設備と、自立運転に切り替わったあとに使える設備の一覧
停電時に止まる設備と、自立運転に切り替わったあとに使える設備の一覧

電動ハニカムシェードとタッチレス水栓は停電したらどうなる

我が家は電動ハニカムシェードとタッチレス水栓を採用しています。どちらも電気で動くので、停電すると気になる設備です。調べてみると、2つは正反対でした。

電動ハニカムシェード

我が家の電動ハニカムシェードは、手動では上げ下げできません。見積書では「トリプルハニカムシェード変更(電動式へ変更)」という項目で、1箇所10,000円のオプションでした。

電動なので、動かすには電気が必要です。我が家は停電すると蓄電池側へ自動で切り替わるため、その後も電動のまま操作できます。

逆に、蓄電池がなければ、電気が復旧するまでハニカムシェードは動かせません。窓の断熱を担う設備なので、上げたまま、あるいは下げたままになることは、夏や冬には気になるところです。ハニカムシェードの3種類や、電動をどこに採用したかは、カーテンを付けずに1年暮らした記録にまとめました。

タッチレス水栓

タッチレス水栓でも、停電時に水を出すことはできます。

我が家のキッチン水栓はLIXILのナビッシュ(JF-NAH461SY・ハンズフリータイプの浄水器ビルトイン形)です。見積書の項目は「オリジナルシステムキッチン水栓変更」で、100,800円でした。コンセントから電源を取る100Vの製品なので、電池式ではありません。

そのため停電すると、センサーは反応しなくなります。ただし、手動で操作すれば水を出せます。

LIXILのWEB取扱説明書にも、その方法が記載されています。

●停電だが水を出したい

メインバルブの手動弁を開けることで、センサーに関係なくレバーハンドルのみで吐水・止水できます

出典: LIXIL WEB取扱説明書「キッチン用タッチレス水栓ナビッシュ|こんなときは」(2026年9月13日 確認)。「停電及びセンサー故障時の応急処置」という項目も用意されています。

ただし我が家の停電は瞬間的だったので、この手動弁は実際には使っていません。機種によって手順が違うので、ご自宅の取扱説明書で確認してください。

停電時に電気が必要な電動ハニカムシェードと、手動弁で使えるタッチレス水栓の対比図
停電時に電気が必要な電動ハニカムシェードと、手動弁で使えるタッチレス水栓の対比図

電気で動く設備が増えるほど、停電したときに使えなくなるものも増えます。採用するときに、電気が止まったらどうなるかを一度考えておくと、住んでから「思っていたのと違う」と感じることも減ると思います。

自立運転中に気をつけたい機器があります

自立運転は、普段どおりに何でも使える状態ではありません。取扱説明書にも、いくつか注意点があります。

まず、使っている電気が自立運転の出力を上回ると、自動的に停止します。日射が変化して太陽光の出力が不安定になった場合も同じです。

蓄電池の残量がなくなり、太陽光も発電していなければ、家の電気は止まります。その後、太陽光が発電を始めたり、消費電力を下げたりすると、自動で再開することがあります。

取扱説明書では、特に次のような機器に注意が必要とされています。

注意が必要な機器

✗ モーターで動く機器:冷蔵庫、洗濯機、洗濯乾燥機

✗ 起動時に大きな電力が必要な機器:大型の空調機、ポンプなど

✗ アースが必要な機器:電子レンジ、温水便座

✗ 特定の電流波形が必要な機器:一部のドライヤー

冷蔵庫が「注意が必要な機器」に入っているのは意外でした。停電中にいちばん動かしたい家電だからです。もっとも、冷蔵庫が必ず使えないという意味ではありません。起動時に大きな電流が流れる機器は、自立運転を停止させることがある、という注意です。

ここまでは我が家の体験ではなく、取扱説明書に書かれている内容です。実際にどの機器が止まるかは、我が家では確かめられていません。

台風に備える「蓄電モード」|我が家はまだ使っていません

停電に備える設定があります。蓄電モードです。

通常の運転モードでは、発電した電気を家で使い、余った電気を売電しながら蓄電池を充電します。

我が家が普段どう蓄電池を使っているか(昼に充電して夕方以降に使う)は、N式で電気代を節約した記事にまとめています。

一方の蓄電モードは、蓄電池を満充電にして、停電に備える設定です。取扱説明書でも、計画停電などの非常用電源として使う場合は蓄電モードを推奨しています。停電が予想されるときは、あらかじめ蓄電モードに変更するよう案内されています。

台風が近づいているときに切り替えておけば、停電したときに蓄電池を満充電に近い状態で保てます。夕方に停電すると、普段の運転では蓄電池の電気を使い始めている時間帯なので、残量に差が出ます。

ただし我が家はこのモードを使ったことがありません。経験した停電が瞬間的で、備える暇もなく終わったからです。次に台風が近づいたときは試してみようと思っています。

復電したら、太陽光モニタの表示を確認

復電したあとにもう1つ、公式の災害時ガイドが案内していることがあります。オリジナル太陽光モニタリングシステムを使っている場合、停電から復旧したあとに接続の再設定が必要になるという内容です。

我が家は発電データが欠けていなかったので、再設定は不要でした。短い停電だったからだと思います。長い停電のあとは、モニタの表示を確認してみてください。

蓄電池の保証15年|容量の保証は60%未満から

我が家の書面では、保証はこうなっていました。

対象保証期間出典
太陽光パネル10年一条工務店「主な商品の保証期間」
蓄電システム(ハイブリッドパワコン・蓄電ユニット)15年蓄電システム保証書(開始2025年8月1日)

注意したいのは、容量の保証です。容量が「定格の60%未満」まで低下した場合が対象で、8割に減った状態では対象になりません。7.04kWhの6割は約4.2kWhです。「15年保証だから15年間同じ容量」と考えると、期待外れになるかもしれません。

取扱説明書には、地震・噴火・風水害・落雷・塩害による故障は保証の対象外と書かれています。つまり、台風や雷で停電した際に機器が壊れても、保証で修理できない可能性があります。回収や処分にかかる費用も自己負担です。

交換費用については、我が家は交換していないので金額は分かりません。

なお保証の内容は契約時期によって変わります。ここに書いたのは2025年8月に引き渡しを受けた我が家の書面の内容ですので、ご自身の保証書で確認してください。

蓄電池を採用するか迷っている方へ。太陽光と蓄電池のパッケージ2,485,000円を何年で回収できそうかを、太陽光+蓄電池は元が取れるかを検証した記事にまとめています。

我が家が停電に備えてやっていないこと

我が家はポータブル電源もカセットコンロも持っていません。

これまで経験した停電はすぐに復旧し、蓄電池があるので夜でも電気を使えます。そのため、我が家では、ポータブル電源やカセットコンロを買い足す必要を感じていません。

ただし、これは「備えなくていい」という話ではありません。我が家が経験していないのは、長時間の停電です。数日にわたる停電では、次のような場面があります。

長時間の停電で困ること

✗ 蓄電池の残量がなくなって、夜間に電気が使えない。

✗ 曇りや雨が続いて、日中の発電が期待できない。

✗ IHが使えず、お湯も沸かせない。

備えの判断は、住んでいる地域の停電の起きやすさや、家族構成で変わります。我が家の判断をそのまま真似するのではなく、自分の家の条件で考えてみてください。家づくり全体の費用を見直したい方は、建物総額31,064,885円の全内訳も参考になるはずです。

停電時に電気を使いやすい家・使いにくい家

ここまでの内容をもとに、どんな家に当てはまるのかを整理します。我が家は太陽光13.475kW・蓄電池7.04kWh・自動切替盤・オール電化の家です。

停電時に電気を使いやすい家

◯ 太陽光と蓄電池を両方載せている家。夜も家中のコンセントが使えます。

◯ 切替盤が自動タイプの家。停電しても操作は要りません。

◯ 停電中は、冷蔵庫・照明・通信機器が使えれば十分な家。

停電時に電気を使いにくい家

✗ 切替盤が手動タイプの家。操作しないと蓄電池の電気が流れません。

✗ 太陽光だけで蓄電池がない家。夜に停電すると電気が使えません。

✗ 停電中も床暖房を動かしたい家。電気を使える時間が一気に短くなります。

✗ 一瞬の停電でも困る作業がある家。パソコンの電源も落ちます。

まとめ|一条工務店で停電に備えるなら、まず切替盤を確認

一条工務店の我が家は、切替盤が自動タイプだったので、停電しても操作せずに電気が戻りました。

我が家の停電への備え
  • 切替盤:自動(停電から約10秒で自立運転)
  • 停電中に使える電気:家中のコンセントで最大5.5kVA
  • 蓄電池の実効容量:6.2kWh(年間平均の使い方で約8時間)
  • 保証:蓄電システム15年(容量は定格の60%未満から)

ただし、自動でも切り替わるまでの約10秒は家中の電気が止まります。手動タイプなら、操作しないと蓄電池の電気は家に流れません。我が家が経験したのは瞬間的な停電だけで、何時間も続く停電は経験していません。

停電の備えで最初にやることは、機器を買い足すことではないと思います。自分の家の切替盤が自動か手動かを知っておくことです。

停電への備えのほかに、我が家が何を採用したかは、採用した30項目のオプションと価格の記事にまとめています。

なやみん
なやみん

停電の前に、うちの切替盤も見ておいたほうがいいね。

さーパパ
さーパパ

切替盤の扉のラベルか、蓄電システムの取扱説明書を見れば、自動か手動か分かるよ。

なやみん
なやみん

手動だったら、操作の順番も覚えておかないと。

さーパパ
さーパパ

暗い中で説明書を探さなくて済むように、明るいうちに一度見ておけば、停電した時に落ち着いて対応できるよ。

※我が家の条件です。静岡県(温暖な6地域)・平屋25.5坪・3人家族・オール電化・さらぽか空調・太陽光13.475kW・蓄電池7.04kWh。2025年8月入居で、記事の内容は2026年9月時点のものです。仕様や価格は契約時期・地域で変わります。

一条工務店グランスマート平屋の建物総額3,106万円の内訳を見る 太陽光ありの平屋の電気代 月平均4,503円の1年分を見る
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さーパパ
さーパパ
一条工務店グランスマート平屋の施主
静岡県で一条工務店グランスマートの平屋(25.5坪)を建て、2025年8月から妻と長女の3人で暮らしています🏠

建物工事費は約3,106万円、太陽光13.475kW・蓄電池7.04kWh。家づくりにかかった実際の費用や、入居後の電気代・発電量などの実測データを公開しています。

間取りやオプション選びのポイント、住んでわかったメリットや後悔まで、実際の経験をもとに発信しています。
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