一条工務店 ダンジュは重い?1年住んで分かった玄関ドアの実感
一条工務店の超断熱玄関ドア「ダンジュ」は重いと聞いて、採用しても大丈夫か迷っていませんか?
我が家の場合、ダンジュは今でも重いと感じますが、1年住んで慣れました。まだ小さい長女が一人では開けられないため、子どもが勝手に玄関を開けて外に出てしまう心配が少ないのは、安心できる点です。
鍵はスマホアプリで自動解錠しているので、毎日の出入りで困ることもありません。
我が家は2025年8月に、一条工務店のグランスマートで平屋(約25.5坪)を建てました。ダンジュは断熱等級7にするキャンペーンで付いたもので、外皮性能計算書には我が家の玄関ドアのU値が0.530と載っています。
この記事では、ダンジュの重さや断熱性能、鍵の使い勝手について、1年間暮らして感じたことを紹介しています。実際の暮らしにどんな影響があったのかを知り、自分の家族構成に合うかを考える参考にしてください。
一条工務店のダンジュは重い。我が家の不満は重さだけ
ダンジュに対する我が家の不満は、ドアが重いことだけです。
1年住んで、玄関ドアのことで困った場面を振り返っても、ほかに思い当たるものがありません。冬に玄関が冷えることはなく、鍵はスマホで開けています。ドアの内側や玄関で結露したことも、1年間ありません。
重さは気になるけれど、安心感もあります
- 開けるたびに「重いな」と感じるのは、入居から1年たった今も同じです。
- 毎日のことなので、開け閉めには慣れてきました。
- 重さのおかげで、まだ小さい長女が一人でドアを開けられないという安心感もあります。
我が家にとってダンジュは、重さが気になる一方で、安心感と断熱性能に満足しているドアです。
重さの感じ方は、家族の年齢や体力によって変わります。
ダンジュとは?一条工務店の超断熱玄関ドア
ダンジュ(DANNJU)は、一条工務店が断熱等級7の家のために用意した、断熱性能の高い玄関ドアです。
一条工務店は2023年5月から、主力商品で断熱等性能等級7への対応を始めました。このとき新たに採用された部材が、ダンジュと断熱玄関土間です。公式サイトの説明を要約すると、次のとおりです。
| 項目 | 公式サイトの説明 |
|---|---|
| ドアの厚み | 一般的な断熱ドアの2倍以上 |
| U値 | 0.46W/㎡・K(ガラスなしの場合) |
| ドアの枠 | 樹脂(熱伝導率はアルミの約1000分の1) |
| 断熱性 | 壁並み |
| 対象商品 | グランスマート、アイスマート |
| 受賞 | 省エネ大賞 |
U値は熱の通しやすさを表す値で、小さいほど熱が逃げにくくなります。

断熱王キャンペーンで、我が家のダンジュは0円に
我が家のダンジュは、断熱王キャンペーンのおかげで支払いが0円でした。
2025年1月の見積書では、ダンジュはオプションの「断熱等性能等級・等級7仕様へのグレードアップ」に含まれていました。このオプションが「断熱王キャンペーン」の対象で、見積書の金額欄は空欄になっています。
断熱等級7の仕様にしたことで、玄関ドアはダンジュになりました。デザインを比較して選んだわけではなく、等級7の仕様に含まれていたため、ダンジュが付いたというのが実際の経緯です。それでも、今ではデザインも気に入っています。
注意したいのは、キャンペーンの内容が時期によって変わることです。家づくりを進める中で、キャンペーンは何かしら行われていても、中身は定期的に入れ替わると感じました。我が家と同じ条件で付くとは限りません。
なお、2026年10月10日に確認した公式サイトでは、断熱等級7がグランスマート・アイスマートの標準仕様として紹介されています。我が家が見積もりをした時点とは、扱いが変わっている可能性があります。
公式サイトには、ダンジュ以外の玄関ドアでも等級7をクリアできる場合がある、と書かれています。ダンジュを付けたいのか、等級7の性能を満たしたいのか。自分の希望を整理してから営業担当に相談すると、話を進めやすいと思います。
我が家の玄関ドアのU値は0.530
我が家の玄関ドアのU値は、外皮性能計算書で0.530W/㎡・Kでした。公式サイトに記載されている0.46とは異なる値です。
公式サイトの0.46は、ガラスなしの場合の数値です。一方、我が家のドアには、縦に細長いすりガラスが入っています。外皮性能計算書には数値が異なる理由までは書かれていないため、ガラスの有無など、条件の違いに注意して見る必要があります。
家全体の中で比べると、玄関ドアの位置づけが見えてきます。
| 部位 | 我が家のU値(W/㎡・K) |
|---|---|
| 屋根・天井 | 0.13 |
| 壁 | 0.14 |
| 床 | 0.20 |
| 玄関ドア | 0.530 |
| 窓(トリプルガラス) | 0.725~0.752 |
ガラス入りの我が家のドアは、我が家の壁(0.14)と比べると約3.8倍、熱を通しやすい値です。公式サイトの「壁並み」とは、比べる相手が違う点に注意してください。それでも、窓よりは熱を通しにくくなっています。
家全体のUA値は0.17でした。窓と玄関ドアを合わせた開口部は6箇所で、外皮面積のうち4.8%です。開口部の占める割合が小さいことも、家全体のUA値が低くなった要因のひとつです。詳しくは一条工務店グランスマートのUA値0.17の記録にまとめました。


ダンジュが重いと感じる場面
ダンジュの重さは、開けるたびに感じます。とくに気になるのは、片手がふさがっているときです。
公式サイトの表のとおり、ダンジュは一般的な断熱ドアの2倍以上の厚みがあります。我が家のドアも、横から見ると厚みがはっきり分かるほどです。この厚みが、開け閉めするときに感じる重さにつながっているのだと思います。
他の施主さんのブログでは、レンジフードを回していると室内の空気が引っぱられ、ドアがさらに重くなるという話も見かけました。一方、我が家では、レンジフードの使用にかかわらず、開けるたびにドアの重さを感じます。
それでも、毎日開け閉めしているうちに、重さには慣れてきました。
下の写真は、我が家のダンジュを開けたときの側面です。

重いおかげで、長女が一人で外に出られない
ダンジュの重さは、思いがけないメリットにもつながりました。まだ小さい長女は、一人では玄関ドアを開けられません。
小さい子どもがいると、目を離したすきに外へ出てしまうのが心配になります。玄関の先が道路なら、なおさらです。我が家のドアは大人でも重いと感じるので、長女の力では開けられません。
一方で、大人が一緒なら長女もドアを開けられます。子どもが小さい今はちょうどよいと感じています。
実際に暮らしてみると、長女が知らないうちに玄関を開けて外に出てしまう心配が少なく、この重さが安心につながっています。
ただ、この安心感はずっと続くわけではありません。長女が成長すれば、いずれ自分で開けられるようになります。子どもが小さい今だからこそ感じられるメリットです。
玄関の鍵はアプリ「SADIOT LOCK」で開け閉め
我が家の玄関ドアは、スマホアプリ「SADIOT LOCK」で鍵を開け閉めしています。
電子錠の型番までは確認していませんが、スマホにアプリを入れて操作するタイプです。帰ってきたときに自動で鍵が開く設定があり、我が家は自動解錠を毎日使っています。
自動解錠のよいところは、鍵を取り出さなくてもドアの前に立てば開けられることです。かばんの中で鍵を探す手間がなくなりました。
物理的な鍵は、もしものときのために車の中に入れてあります。ただ、1年間で一度も使ったことはありません。スマホの電池切れやアプリの不具合で締め出された経験もなく、電池のことで困った場面もありませんでした。
なお、一条工務店にはボタン式の電気錠「e-エントリー」というオプションもあります。我が家は採用していません。スマホで開けられるので、必要を感じなかったからです。e-エントリーとは別の仕組みなので、検討するときは混同しないように注意してください。
我が家の冬の玄関は寒くない(土間に床暖房なし)
冬でも、我が家では玄関が寒いと感じません。
我が家の玄関土間には床暖房が入っていません。それでも、玄関だけが冷え込むと感じた日はありませんでした。
我が家では、さらぽか空調の床暖房を11月から4月まで24時間運転しています。家全体の温度が保たれているため、玄関との温度差も感じにくいのだと考えています。
断熱等級7の仕様では、ダンジュとあわせて断熱玄関土間も加わりました。公式サイトによると、土間の下にも断熱材を入れ、玄関スペース全体の断熱性能を高めるものです。
ただし、我が家の体感は住環境によるものかもしれません。我が家は静岡県の温暖な6地域にある平屋で、玄関は南向き。さらぽか空調も採用しています。寒冷地や北向きの玄関では、感じ方が変わる可能性があります。
玄関の寒さについては、平屋に1年住んで後悔したことの記事でも、ほかの後悔と一緒に紹介しています。

ダンジュの口コミと我が家の実感
ダンジュについてよく言われることを、我が家の実感と照らし合わせました。不満に感じたのは「重い」という点だけです。
| よく言われること | 我が家では |
|---|---|
| 重い | いつも重いと感じる。1年で慣れた |
| 子どもには開けにくい | 長女は一人で開けられない。勝手に外に出る心配が少なく助かっている |
| 玄関が寒い | 寒くない。土間に床暖房は入っていない |
| 結露する | 1年で結露したことはない |
| 価格が高い | 断熱王キャンペーンで0円。単体の価格は分からない |
| 選べるデザインが少ない | 等級7にしたらダンジュに決まった。デザインも気に入っている |
| 鍵の反応や電池が心配 | 自動解錠を毎日使っている。1年で困ったことはない |
| 結局、物理キーも持ち歩く | 車に入れているだけ。1年で一度も使っていない |
価格については、他の施主さんのブログを見ても金額にばらつきがありました。気になる方は、契約前に営業担当へ見積もりを依頼してみてください。
一条工務店の玄関ドア選びで注意したい4つのこと
ダンジュを検討するときの注意点は4つあります。
1つ目は、開け閉めに力がいることです。慣れはしますが、ドア自体が軽くなるわけではありません。力の弱い家族がいる家や、荷物を抱えて出入りすることが多い家では、毎日の負担になる可能性があります。高齢の家族と暮らす予定があるなら、展示場や宿泊体験で、実際に使う家族にもドアを開けてもらうのがおすすめです。
2つ目は、キャンペーンの内容が時期によって異なることです。我が家では断熱等級7のキャンペーンで0円になりましたが、キャンペーンの内容や等級7の仕様は契約時期によって異なります。
3つ目は、我が家では玄関ドアを選べなかったことです。断熱等級7の仕様を選んだ時点でダンジュに決まり、ほかのドアと比較して選ぶことはできませんでした。デザインにこだわりがある方は、事前に営業担当へ確認しておくと安心です。
4つ目は、公式のU値と我が家のドアの値が違うことです。公式の0.46はガラスなしの値で、ガラス入りの我が家のドアは、外皮性能計算書で0.530W/㎡・Kでした(詳しくは「我が家の玄関ドアのU値は0.530」の見出しで解説しています)。数値を重視する方は、ガラスの有無による違いを設計担当に確認してみてください。
仕様や価格は、契約時期・地域・商品で変わります。この記事は、2025年1月の見積もり時点の仕様で、2025年8月に入居した我が家の場合です。
まとめ
- 一条工務店の超断熱玄関ドア「ダンジュ」は、いつも重いと感じます。それでも1年で慣れました。
- 長女は一人でドアを開けられません。子どもが小さい今は、これが安心材料になっています。
- 我が家のダンジュは、断熱王キャンペーン(断熱等級7へのグレードアップ・0円)で付きました。
- 公式のU値0.46はガラスなしの値です。ガラス入りの我が家のドアは、外皮性能計算書で0.530でした。
- 鍵はスマホアプリ「SADIOT LOCK」で開け閉めし、自動解錠を毎日使っています。物理キーは車に入れたまま、1年で一度も使っていません。
- 玄関の土間に床暖房はありませんが、冬に玄関が寒いと感じたことはありません(静岡県の6地域・さらぽか24時間運転の条件です)。
ほかに採用したオプションと、その価格は一条工務店のおすすめオプションの記事にまとめています。ダンジュを選び直せなかった話は、採用して後悔したオプションの記事にも書いています。


