一条工務店の外構259万円の全内訳|提携先に頼んで後悔したこと
一条工務店で建てると外構はいくらかかるのか。建物の見積もりは出てきても、外構費用は最後まで分かりません。土地が決まらないと決められないことが多いからです。
我が家の外構工事は2,590,000円(税込)でした。この記事では8区分の全内訳と、土間コンクリート5,800円/㎡・人工芝の施工費1,700円/㎡といった単価までお伝えします。総額だけ見ても敷地の広さが違えば参考になりませんが、単価なら自分の面積に当てはめて概算できます。
私は一条工務店のグランスマートで平屋を建て、2025年8月に入居しました。外構は一条工務店の提携先の外構業者に依頼しています。連携が楽だった一方で、相見積もりを取らなかったことは後悔しています。
さらに、分譲地によっては、外構の仕様や費用がルールで決められている場合があります。 我が家にも、分譲地のルールによって決まっていた費用がありました。読み終えるころには、外構にいくら見ておけばよいか、土地を決める前に確認しておきたい費用が分かるはずです。
結論|外構は2,590,000円でした。全内訳と単価をお伝えします
我が家の外構工事は2,590,000円(税込)でした。税抜2,354,546円に消費税235,454円です。
この記事では、次のことを紹介します。
- 8つの区分ごとの金額(左官・植栽・芝・物置など)。
- 単価(土間コンクリート5,800円/㎡、人工芝の施工費1,700円/㎡)。自分の敷地の面積を掛ければ概算できます。
- 分譲地のルールで、やらなければいけなかったもの。
- 相見積もりを取らなかった後悔。
我が家の前提はこちらです。
- 一条工務店グランスマート・平屋25.5坪/静岡県/3人家族。
- 外構は一条工務店の提携先の外構業者に依頼。建物工事とは別契約です。
- 見積書は2025年6月24日作成。有効期限は1ヶ月でした(その金額で契約できる期間が1ヶ月ということです)。
- 駐車場は2台分。詰めれば3台停められます。
- 外構を施工した面積は約56㎡でした(見積書の「整地」の数量)。うち土間コンクリートが32㎡、人工芝が30㎡です。
外構は建材の値動きが大きい分野です。見積書にも「燃料費・建材費の高騰により、有効期限内でも金額を訂正する場合がある」と書かれていました。以下は2025年6月時点の金額として読んでください。

外構費用2,590,000円の内訳|8区分でいくら使ったか
見積書は8つの区分に分かれていました。金額は税抜です。
| # | 区分 | 金額(税抜) |
|---|---|---|
| 1 | 仮設工事 | 20,000円 |
| 2 | 左官工事(土間コンクリート・ピンコロ等) | 809,280円 |
| 3 | ポスト表札工事 | 126,960円 |
| 4 | 植栽工事 | 209,000円 |
| 5 | 芝工事 | 192,700円 |
| 6 | 部材工事(物置) | 630,160円 |
| 7 | その他工事 | 179,300円 |
| 8 | 諸経費 | 200,000円 |
| 小計 | 2,367,400円 | |
| 値引き | −12,854円 | |
| 合計(税抜) | 2,354,546円 |
税込にすると2,590,000円です。左官工事と物置の2つで、全体のおよそ6割を占めていました。さらに植栽を加えた上位3区分では、全体の約7割になります。
値引き額は12,854円でした。値引き後の2,354,546円に消費税235,454円を加えると、ちょうど2,590,000円になります。つまり、税込259万円という切りのいい金額に合わせるための端数調整でした。
外構は「一式いくら」ではなく、工種ごとに金額が積み上がっています。費用を削れるところを探すなら、まず工種ごとの金額を見るのが分かりやすいです。
ここから先は、金額の大きい順に中身を見ていきます。
単価で見ると、自分の敷地で試算できます
総額より役に立つのは単価のほうだと思います。敷地の広さは家ごとに違うので、総額を見ても自分の場合が分かりません。単価なら、自分の面積を掛けるだけでおおよその金額を計算できます。
我が家の見積書に載っていた主な単価はこちらです。
| 項目 | 単価 | 我が家の数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 土間コンクリート 刷毛引き仕上げ(厚み100) | 5,800円/㎡ | 32.0㎡ | 185,600円 |
| ピンコロ敷き(半ピンコロ) | 33,150円/㎡ | 5.0㎡ | 165,750円 |
| 鋤土(すきど) | 2,000円/㎡ | 50.0㎡ | 100,000円 |
| 残土処分 | 12,000円/㎥ | 9.0㎥ | 108,000円 |
| ワイヤーメッシュ φ6 | 950円/㎡ | 50.0㎡ | 47,500円 |
| 砕石敷き均し転圧 | 880円/㎡ | 50.0㎡ | 44,000円 |
| 人工芝の施工費(砂を含む) | 1,700円/㎡ | 30.0㎡ | 51,000円 |
| 6号砕石・5号砕石 | 1,000円/㎡ | 56.0㎡ | 56,000円 |
| 整地 | 500円/㎡ | 56.0㎡ | 28,000円 |
たとえば駐車場を50㎡にしたいなら、土間コンクリートだけで5,800円×50㎡=290,000円。まずはこれだけで、おおよその金額が分かります。そこに鋤土・砕石・ワイヤーメッシュなどの費用が加わるので、実際の金額はこれより高くなります。
駐車場は「コンクリートを打つだけ」ではありません。土を掘り、残土を捨て、砕石を敷いて転圧し、鉄筋のメッシュを入れて、そのうえでコンクリートを打ちます。我が家の左官工事が809,280円になったのは、これらの工程にそれぞれ費用がかかっているからです。

左官工事に809,280円|土間コンクリートとピンコロ敷き
一番大きかった区分です。駐車場まわりがここに入ります。
| 項目 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| 土間コンクリート 刷毛引き仕上げ(厚み100) | 32.0㎡ | 185,600円 |
| ピンコロ敷き | 5.0㎡ | 165,750円 |
| 残土処分 | 9.0㎥ | 108,000円 |
| 鋤土 | 50.0㎡ | 100,000円 |
| アクリナペイブ | 4.0㎡ | 49,680円 |
| ワイヤーメッシュ φ6 | 50.0㎡ | 47,500円 |
| 砕石敷き均し転圧 | 50.0㎡ | 44,000円 |
| エキスパンタイ(伸縮目地) | 20.0m | 31,000円 |
| 土間型枠 | 25.0m | 22,250円 |
| その他 | 55,500円 |
目を引くのはピンコロ敷きの165,750円です。5㎡しかないのに、32㎡ある土間コンクリートに迫る金額になっています。1㎡あたりでは33,150円で、土間コンクリートの5.7倍です。
なぜピンコロを採用したのかは、このあとの「分譲地のルール」の章に書いています。
物置に630,160円|設置費用だけで288,200円かかりました
区分別で2番目に大きかった部材工事630,160円の中身は、ほとんどが物置です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 物置本体(定価412,000円) | 341,960円 |
| 施工費 | 95,000円 |
| 化粧ブロック2段 | 55,800円 |
| 個別土工事 | 50,000円 |
| 平基礎 150×300(6.9m) | 33,120円 |
| 土間コンクリート(5.0㎡) | 29,000円 |
| その他(埋め戻し・砕石・ワイヤーメッシュ) | 25,280円 |
物置は本体だけではありません。基礎を作り、土間を打ち、ブロックを積んで、そのうえで設置します。本体341,960円に対して、設置側に288,200円かかっています。
基礎工事が必要なタイプの物置を検討している方は、本体価格だけで考えず、設置費用まで含めて余裕を持って予算を見ておくことをおすすめします。我が家の場合は、結果として本体価格の1.8倍くらいになりました。

分譲地のルールで、やらなければいけないものがありました
外構は自由に決められる。私はそう思っていましたが、実際には違いました。
我が家の土地は分譲地で、外構についてのルールが決められていました。内容は2つです。
1. 高木を3本植えること
2. 道路に面した部分は、ピンコロか芝にすること
見積書では、次の金額になっていました。
| ルール | 見積書の項目 | 金額 |
|---|---|---|
| 高木を3本 | 高木 予算取り 3.0式 | 150,000円 |
| 道路に面した面 | ピンコロ敷き 5.0㎡ | 165,750円 |
| 合計 | 315,750円 |
外構2,590,000円のうち、315,750円は自分で選んでいません。分譲地のルールで決まっていた分です。
これは我が家の土地の話で、すべての分譲地に同じルールがあるわけではありません。ただ、土地を検討する段階で外構のルールを確認しておけば、契約後に予想外の費用が発生するのを防げます。私は契約したあとに知りました。

植栽209,000円|木を3本と、その支柱
植栽工事の中身です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 高木 予算取り(3.0式) | 150,000円 |
| 掘削 | 25,000円 |
| 高木支柱(3.0式) | 13,500円 |
| 植栽残土(1.0㎥) | 12,000円 |
| 客土工(1.0㎥) | 8,500円 |
「予算取り」という書き方になっていました。木の種類を決める前に、3本分として150,000円を見積もっておく形です。1本あたり50,000円の計算になります。
木を植えるには支柱も必要です。支柱代13,500円は、木の本体価格とは別にかかります。
金額の内訳を並べ直すと、木そのものが150,000円で、それ以外の工事が59,000円でした。木の価格に対して、約4割の工事費がかかっている計算です。掘削も、残土の処分も、客土も、木を植えるためには必要な工事です。
「木を植えたい」と考えていても、頭に浮かぶのは木の値段だけになりがちです。我が家の見積書では、木そのものとは別に、6万円近くの工事費がかかっていました。
芝は人工芝にしました|192,700円
芝工事は30㎡で192,700円でした。
| 項目 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| 人工芝(2m×10m) | 2.0本 | 110,000円 |
| 施工費(砂を含む) | 30.0㎡ | 51,000円 |
| 砕石下地 | 30.0㎡ | 12,000円 |
| 接着材・副資材 | 14,200円 | |
| クッション砂 | 0.5㎥ | 5,500円 |
天然芝ではなく人工芝を選びました。共働きで日中の在宅がほとんどないので、手入れの時間を取れないと考えたからです。芝刈りも水やりもありません。
1年住んだ今のところ、この判断は変えたいと思っていません。ただし、人工芝は最初にまとまった費用がかかります。天然芝とどちらを選ぶかは、費用をかけて手入れの手間を減らすかどうかで考えると分かりやすいと思います。
単価も載せておきます。施工費は30㎡で51,000円なので、1㎡あたり1,700円です。材料・下地・施工をすべて含めると、30㎡で192,700円、1㎡あたり約6,400円でした。芝を敷きたい面積が決まっている方は、その面積に1㎡あたりの単価を掛ければ、おおよその費用が分かります。
人工芝は、購入した面積と実際に敷いた面積が違います。2m×10mの2本、つまり40㎡分を購入しています。実際に敷いたのは30㎡なので、10㎡分は余分に購入したことになります。ロール状の製品を敷地の形に合わせて切るため、どうしても余る部分が出ます。
外構の打ち合わせは2025年1月から始まりました
スケジュールも載せておきます。外構は早めに動くのがおすすめです。実際の日付も載せておきますので、動き始める時期の目安にしてください。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2025年1月11日 | 外構の打ち合わせ開始 |
| 2025年6月24日 | 最終の見積書(有効期限1ヶ月) |
| 2025年8月 | 引き渡し・入居 |
| 2025年8月25日 | 植栽(木3本)を植えて外構が完了 |
打ち合わせを始めてから金額が決まるまで、約5ヶ月半かかりました。引き渡しの約1ヶ月半前です。
外構は建物の打ち合わせと並行して進めました。我が家の場合、設計の打ち合わせが終わったのが2024年12月13日で、その後すぐに外構の打ち合わせも進めています。
思ったより時間がかかるというのが実感です。土地の条件が分かってからでないと決められないことも多いので、余裕を持って進めたほうがいいと思います。
一条工務店の提携先に頼みました|楽だった3つのこと
我が家は一条工務店の提携先の外構業者に頼みました。提携先にしてよかったと思う点をお伝えします。
1. 一条工務店との連携がスムーズでした。建物側の情報が外構業者にも共有されているので、話が早く進みました
2. 自分が間に入って説明する必要がありませんでした。日程や仕様の変更も共有されるので、私から外構業者に伝え直す手間がありませんでした。
3. 引き渡し前から外構工事を始められます。建物の完成を待たずに施工できるので、入居時点である程度できあがっていました。
我が家では、実際にこのような流れで進みました。
打ち合わせは、業者の事務所で3回ほどです。工事は引き渡し前から始まっていて、入居した時点ではほとんど仕上がっていました。
最後まで残ったのが植栽です。木を植えてもらったのは2025年8月25日でした。業者が8月9日から18日まで休みだったため、植栽はその分、後ろにずれています。
支払いも一条工務店とは別で、外構業者へ直接行いました。建物とは別の契約になるので、外構費用についても資金を分けて準備しておく必要があります。
外部の業者に頼む場合、建物の工事との情報共有や日程の調整には、自分で間に入る必要があります。こうした手間をかけたくない人には、一条工務店の提携先のほうが合っていると思います。
唯一の後悔は、相見積もりを取らなかったことです
ここが反省点です。私は提携先の1社にしか見積もりを頼みませんでした。
理由は、上に書いたとおり楽だったからです。連携がスムーズで、自分で細かく調整しなくても進んでいく。その手軽さを優先して、他社と金額を比べずに決めてしまいました。
今では、必ず2社以上、できれば3社に見積もりを取ります。
我が家が後悔しているのは、提携先を選んだことではなく、他社と比べずに決めてしまったことです。
外構と同じように、火災保険でも最初は提携先のものをそのまま契約しました。1年後に見直したところ、年間41,793円下がっています。
引っ越しでも、紹介で提示された80,000円から、一括見積もりを取ったことで同じ業者で28,600円になりました。
提携が悪いのではありません。比べずに決めることが、私の場合の失敗でした。

外構は値動きが大きい分野です
最後に、見積書に書かれていた注記を紹介します。
世界情勢の影響により燃料費・建材費の高騰が続いており、有効期限内でも金額を訂正する場合がある
有効期限は1ヶ月でした。つまり、1ヶ月以内でも金額が変わる可能性があると明記されています。
ただし、我が家の場合は変わりませんでした。6月24日に受け取った見積書の金額のまま契約しています。注記があるからといって、必ず金額が変わるわけではありません。
とはいえ、期限を過ぎて見積書を取り直すことになれば話は別です。外構の打ち合わせを後回しにすると、そのぶん金額が変わる余地も出てきます。我が家は1月から動き始めて、6月に確定しました。早めに進めておくほうが安心だと思います。
この記事の金額は2025年6月24日時点のものです。同じ内容でも、見積もりを取る時期によって金額が変わる可能性があります。現在の金額とは異なる場合があることを前提に、参考として見てください。
まとめ|一条工務店の外構259万円で分かったこと
- 外構工事は2,590,000円(税込)でした。左官工事809,280円と物置630,160円の2つで、全体のおよそ6割です。
- 単価は土間コンクリート5,800円/㎡、人工芝の施工費1,700円/㎡でした。自分の敷地の面積を掛ければ概算できます。
- 駐車場は掘る・捨てる・砕石・メッシュ・コンクリートの積み重ねです。「コンクリートを打つだけ」ではありません。
- 我が家の場合は、物置の本体341,960円に対して、基礎工事などの設置費用が288,200円かかりました。合計すると630,160円で、本体価格の約1.8倍です。
- 315,750円は、分譲地のルールで決まっていた費用でした。高木3本とピンコロ敷きです。土地を検討する段階で、外構のルールを確認しておくことをおすすめします。
- 打ち合わせは2025年1月11日から6月24日まで、約5ヶ月半かかりました。
- 提携先は連携が楽だと感じました。それでも、相見積もりを取らなかったことは後悔しています。
金額は敷地の広さ・地域・時期で変わります。この記事は2025年6月時点の我が家の見積書の記録です。外構は特に値動きが大きいので、検討される際はご自身で見積もりを取ってください。
