平屋の住み心地

一条工務店の平屋間取り|25.5坪2LDKで1年暮らした本音

一条工務店の平屋25.5坪 2LDKの間取り。LDKは19帖
さーパパ

一条工務店で平屋の間取りを考えていて、「25坪台で本当に足りるのか」「部屋数を削ってLDKを広く作るべきか」で迷っていませんか。

我が家は一条工務店のグランスマートで、25.5坪の平屋を2LDKにしました。LDKを19帖にして上部は勾配天井、寝室は6.67帖、長女の部屋は4.83帖です。部屋数を増やさず、LDKを広く作りました。

この記事では、その間取りをお見せします。2025年8月に入居して1年、実際に暮らして分かった回れる動線の使い勝手、洗濯の動線、そして直したいと思った2つまで書きました。書いているのは、実際に建てて1年暮らしている施主です。そのぶん、図面を見ていたときには気づかなかったことまで書けます。

読み終えるころには、「ここは削ってもよかった」「ここはもっと広くすればよかった」という我が家の実例をもとに、自分の間取りで「どこを削って、どこを広くするか」を判断できるはずです。実際に1年暮らしてみて初めて気づいたことも、図面の段階ならまだ変えられます。打ち合わせ中の方には、きっと役立つはずです。

一条工務店の平屋25.5坪の間取りは、2LDKでLDKを広くしました

結論から書くと、我が家は25.5坪の平屋を2LDKにして、LDKを広くしました。

理由は単純で、3人家族なら部屋は2つで足りると考えたからです。部屋を1つ増やせば、その分どこかが狭くなります。廊下も増えます。それなら家族が集まる場所を大きくしたほうが、毎日の満足度が高いと判断しました。

実際の間取りがこちらです。LDKは19帖で、上部は勾配天井にしています。
個室は、主寝室が6.67帖、洋室が4.83帖。水まわりは、ランドリールーム(図面上は脱衣室)が1.5坪、浴室が1.0坪です。玄関まわりは、シューズクロークと玄関をそれぞれ1.5坪確保しました。

25.5坪の中で我が家は、個室を必要以上に大きくせず、LDKや水まわり、収納を広く作っています。

一条工務店の平屋25.5坪 2LDKの間取り図

年住んでみての結論も、先に書いておきます。回遊動線と洗濯動線は正解でした。逆に、収納の配分は失敗しています。 主寝室のクローゼットは、1つ分がまるごと空いたままです。なぜそうなったのかは、後半で詳しく書きます。

部屋ごとの広さと天井|25.5坪をどう配分したか

まず、我が家の間取りを、部屋ごとの広さまで具体的な数字で紹介します。

広さが分かれば、自分の図面と比べて参考にできるはずです。「LDKが広い」と書かれていても、19帖なのか16帖なのかで、広さの感じ方は大きく変わります。

場所広さ備考
LDK19帖上部が勾配天井
主寝室6.67帖壁付けクローゼットが2つ
洋室4.83帖長女の部屋
ランドリールーム(脱衣室)1.5坪物干しが2本・分電盤もここ
浴室1.0坪
洗面所脱衣室とは別の部屋
ウォークインクローゼット脱衣室と主寝室の間
シューズクローク1.5坪
玄関1.5坪シューズクロークと合わせて3坪
トイレ1つ

延床は約25.5坪(約84㎡)、3人家族(夫婦と長女)です。建築地は静岡県で、温暖な6地域にあたります。2025年8月に入居しました。同じ坪数でも家族構成と地域が違えば答えは変わるので、条件を頭に置いて読んでいただければと思います。

なお金額の内訳は別の記事にまとめてあります。平屋25.5坪の坪単価は122万円か81万円かで計算の中身まで公開しました。

限られた面積は、LDKを優先しました

私は「家族が集まる場所」を優先して広くすることをおすすめします。

我が家の見積もりから逆算すると、1坪増やすと本体価格が約80万円上がる計算でした。しかも、面積で決まるオプション価格もあるため、実際の負担はもう少し大きくなります。なお、これは2025年8月に入居した我が家の契約内容をもとにした金額です。仕様や価格は、契約時期によって変わります。だからこそ、我が家では広さの問題を「増やす」のではなく、限られた面積をどう配分するかで考えました。

そこで我が家は、居室3つの帖数をこう決めました。LDK19帖、主寝室6.67帖、洋室4.83帖。合計30.5帖のうち、6割以上がLDKです。

25.5坪の居室3室の帖数の比率

この判断はよかったと思っています。19帖に勾配天井があると、坪数から想像するより広く感じます。来客があっても手狭になりません。

一方で、寝室は寝るための部屋なので、6.67帖でも困ることはありませんでした。面積が限られているなら、寝室より家族が集まる場所に回す。 1年暮らしてみて、これは我が家には合っていたと感じています。

回れる動線にしました|来客時はランドリールームに鍵をかけます

我が家の間取りで一番よかったのは、家の中を1周できることです。

行き止まりがないと、家事の途中で引き返す動きがありません。共働きで日中は家にいない我が家にとって、朝と夜の限られた時間に無駄な移動を減らせることは、思っていた以上に大きなメリットでした。

順路はこうです。LDK → 玄関ホール → 洗面所 → ランドリールーム → ウォークインクローゼット → 主寝室 → ホール → LDK。玄関から入ってそのまま手を洗える並びにしました。

回れる動線と、鍵をかけられる扉の位置

ただ、回れる動線には弱点があります。どこからでも入れてしまうことです。来客中に洗濯物が見えるのは避けたいところです。

そこで、ランドリールームの扉2枚に鍵を付けています。洗面所側は開き戸、ウォークインクローゼット側は引き戸です。この2枚を閉めれば、干したままの洗濯物を見られずにお客さんを通せます。回れることの良さを残したまま、弱点だけ塞げました。1年経っても、後悔はありません。

洗う → 干す → しまうがスムーズな洗濯動線

洗濯は、洗う場所と干す場所としまう場所を近づけるのがおすすめです。

洗濯で意外と手間がかかるのは、洗うことよりも洗濯物を運ぶことです。持ち運ぶ距離が長いと、それだけ移動が増えます。

我が家は、ランドリールーム(1.5坪)に洗濯機を置き、天井から吊るタイプの物干しを2本入れました。乾いたら、引き戸を開けた先のウォークインクローゼットへ入れるだけです。畳む工程もありません。

洗う・干す・しまうがスムーズな洗濯動線

共働きで日中の在宅がほとんどないため、洗濯は最初から部屋干しを前提に考えました。さらぽかを使っていることもあり、室内干しで乾かなくて困ったことはありません。

とはいえ、毎日使うものだからこそ、さらぽかでどのくらい電気代がかかるのかは気になるところです。 我が家で1年間使った実際の電気代は、さらぽかの電気代を公開した記事で詳しくまとめています。

失敗もあります。物干し竿が2本しかなく、シーツを洗う日には物干し竿が足りません。 部屋の広さで考えて、竿の本数で失敗しました。詳しくは平屋に1年住んで後悔したことに書いています。

シューズクロークは1.5坪|花粉を持ち込まないための配置です

玄関まわりは、玄関1.5坪+シューズクローク1.5坪の合計3坪を取りました。

理由は花粉です。上着を玄関で脱いで、そのまま室内に持ち込まずに済ませたいと考えました。我が家はさらぽかを入れていて、ふだん窓を開けずに生活しています。だからこそ、花粉を入口で止められることにメリットがあると思い、シューズクロークを設けました。

大きめにしたのには、もう一つ理由があります。「小さいと人が入れず、奥のものが取り出せなくなる」と聞いたからです。これは私の体験ではなく、家づくりの最中に耳にした話です。実際に使ってみると、人が入れる広さにしたのは正解でした。

シューズクロークの中。ヘルメットと収納ボックス、ロボット掃除機の基地

シューズクロークに置いているのは、ヘルメット、収納ボックス、ロボット掃除機の基地です。玄関に置いておきたいけれど、リビングには持ち込みたくないものをまとめています。

特にロボット掃除機の基地を置けたのは便利でした。普段は扉を閉めておけば目立たず、掃除が終わればそのままシューズクロークに戻ってくれます。

窓は4箇所減らしました|これ以上は減らせないと言われるまで

我が家は打ち合わせの途中で、窓を4箇所減らしています。

理由は掃除です。平屋は外周が長くなるぶん、間取りをそのまま進めると窓が増えます。窓が増えれば、拭く面もサッシの溝も増えていきます。

4箇所減らしたところで、「これ以上は減らせません」と言われました。居室には外から光を取り入れる開口部を一定以上つくる決まりがあり、そこに引っかかる、という説明でした。

減らして困ったかというと、暗さは感じていません。天気の悪い日に暗いと思うことはありますが、それは窓が多くても同じです。暗ければ照明をつければ済みますし、日中であればその電気も自分の家で発電した分でまかなえます。1年間の電気代は平屋の電気代を1年分公開した記事にすべて出しました。

窓を減らす判断は、掃除の手間まで含めて考えると、住んでからその意味を実感できます。

25.5坪を広く見せるためにやった3つのこと

坪数を増やさずに家を広く見せる方法は、我が家では3つありました。

面積そのものは変えられなくても、設計次第で広く感じることはできます。

1つ目は勾配天井です。LDKの上部を勾配天井にして、視線が上に抜けるようにしました。同じ19帖でも、天井が高いほうが広く感じます。

2つ目は、建具を白で統一したことです。床とキッチンを暗い色で選んだので、そのままでは圧迫感が出ると考えました。そこで、建具は白で統一。暗い色の床やキッチンが目立つ一方で、建具は主張しすぎず、部屋がすっきり見えるようになりました。

3つ目が、窓を減らしたことです。窓が減ると壁が残るので、家具を置ける面が増えます。家具の置き場所を確保しやすくなり、床に物が散らばりにくく、部屋をすっきり見せられました。

面積を買い足す前に、まず空間のつくり方を考える。 坪数を増やすか迷っている方は、まずこの3つから試してみる価値があると思います。

2LDKにした理由|3人家族で足りているか

3人家族の我が家では、2LDKで足りています。

必要なのは、夫婦の寝室と長女の部屋の2つだったからです。来客用の部屋や書斎を最初から諦めたので、その分で19帖のLDKも作ることができました。

洋室4.83帖は長女の部屋です。帖数だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、平屋なので階段の分の面積が要りません。廊下も短く済みました。同じ延床でも、平屋は使える面積の効率が2階建てとは違うと感じています。

もちろん、この判断には前提があります。子どもが1人で、まだ小さいことです。将来まで見通した答えではありません。今の3人の暮らしには足りている。 これが、1年住んでみての実感です。この先どう感じるかは、分かりません。

平屋そのものの良さは平屋のメリットを1年分の実測でまとめた記事に書きました。

一条工務店の打ち合わせでやっておいてよかったこと

間取りの打ち合わせでは、家電の置き場所まで先に決めておくとよいと思います。

家電は後から買えますが、置き場所とコンセントは後から変えるのが大変です。

我が家はロボット掃除機の基地を設計の段階で決めました。充電ステーションは電源が常時要るので、位置を後から探すと生活動線の邪魔になります。先に決めておいたおかげで、今も邪魔になっていません。平屋は段差も階段もないため、1台で家全体を掃除できています。

もう一つは壁掛けテレビの下地補強です。金額は2,500円でした。壁に掛けたのでテレビ台が不要になり、床が空きました。19帖のLDKを広く使えているのは、この2,500円の効果も大きいと感じています。

採用したオプションの全項目と金額はおすすめオプションの記事に出しています。

1年住んで、直したいと思った2つ

間取りに関して直したいのは2つだけです。

1年暮らして、実際に不便を感じた場所に絞りました。

1つ目は収納の配分です。主寝室に壁付けクローゼットを2つ並べましたが、1つ分がまるごと空いています。入れるものが決まっていないまま数を増やした結果でした。同じ面積をLDKに回していたら、もっと満足度が上がったはずです。

2つ目はテレビと窓の位置関係です。日中は光が反射して、画面が見えないことがあります。図面の段階でテレビの正面に何があるかを確かめておけば、防げた問題でした。遮光タイプのハニカムシェードにするか、2重のハニカムシェードを採用しておけばよかったと思っています。

どちらも詳しい経緯は平屋に1年住んで後悔したことに書いてあります。逆に言えば、直したいのはこの2つだけで、動線や広さの配分については変えたいところがありません。

よく言われる平屋の間取りの話と、我が家の1年

間取りの記事でよく見る指摘を、我が家の1年と比べてみます。

一般論として言われていることが、自分の家に当てはまるとは限りません。当てはまらなかったものは、理由まで書きました。

よく言われること我が家では
収納が足りなくなる逆でした。主寝室のクローゼットが1つ分まるごと空いています
洗濯物の干し場所に困るランドリールーム1.5坪に物干しを2本入れました。ただし竿の本数は足りていません
家事動線の設計が甘くなりがち1周まわれる動線にしました。行き止まりがないので引き返す動きがありません
間取りにゆとりがなく圧迫感が出るLDK19帖と勾配天井のおかげで、25.5坪でも圧迫感はありません
日当たりが悪く暗くなりやすい感じません。窓を4箇所減らしても暗さで困っていません
玄関が寒くなりがち寒くありません。土間に床暖房は入れていません
生活音が家中に響く当てはまります。 長女の声もテレビの音も聞こえます

生活音だけは、平屋を選んだ以上しょうがないと思っています。我が家では気になるほどではありませんが、寝る時間帯がずれている家族なら、寝室の位置を離す工夫が要るかもしれません。

これから間取りを決める人が、図面の段階で見ておくとよいこと

図面のうちに確かめておけば防げたことが、我が家には確かにありました。

住んでからでは変えられない部分ほど、先に見ておく価値があります。

  • 物干し竿の本数は、シーツなど大物を干すときまで考えて決める。 我が家は広さがあることで安心してしまい、物干し竿の本数が足りませんでした。
  • テレビの正面に窓が来ていないか確かめる。 日中の反射は図面上では見えません。
  • 収納は「何を入れるか」を決めてから、必要な量を考える。 数だけ増やすと、使わない収納ができる可能性があります。
  • 回れる動線には、鍵をかけられる場所をつくる。 来客時に閉じられるかどうかで使い勝手が変わります。
  • 家電の置き場所を先に決める。 ロボット掃除機の基地やコンセントは、後から変更するのが大変です。

どれも追加費用のかかる話ではなく、打ち合わせで一言確認すれば済むことばかりです。図面を前にしているうちに、一つずつ確認しておくことをおすすめします。

まとめ|一条工務店の平屋25.5坪の間取り

最後に要点をまとめます。

  • 25.5坪の平屋を2LDKにして、LDKを広く作りました。 LDK19帖・主寝室6.67帖・洋室4.83帖です。
  • 1坪増やすと約80万円。 広さは「増やす」より、限られた面積をどう配分するかで考えるほうが現実的でした。
  • 家の中を1周できる動線にしました。 玄関から入ってそのまま手を洗えるようにしています。
  • ランドリールームの扉2枚に鍵を付けました。 来客時に洗濯物を隠せます。
  • 洗う・干す・しまうの動線がつながっています。 畳まずにウォークインクローゼットへ収納できます。
  • 窓は4箇所減らしました。 掃除が楽になり、暗さは感じていません。
  • 直したいのは2つだけです。 主寝室の収納の配分と、テレビと窓の位置関係でした。

ここに書いたのは、2025年8月に入居した我が家の間取りと、1年暮らしての実感です。同じ25.5坪でも、家族構成や地域が違えば最適な決め方は変わります。 そのうえで、面積の配分と動線の考え方は、坪数が違っても応用できるはずです。

金額の面から見た記事もあわせてどうぞ。建物総額3,106万円の内訳坪単価の計算の中身で、この間取りにいくらかかったかを公開しています。

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