光熱費・太陽光

一条工務店の太陽光+蓄電池248万円|1年の売電は149,700円

一条工務店の太陽光13.475kWと蓄電池7.04kWhの回収の目安7.6〜9.0年と、発電16,635kWh・売電149,700円・電気代年54,038円などの1年の実測値
さーパパ

一条工務店の見積書にある「太陽光発電システム 2,485,000円」という価格を見て、本当に元が取れるのか、判断に迷っていませんか。私も契約前に同じところで悩みました。

結論から書きます。我が家の太陽光13.475kWと蓄電池7.04kWhは、7.6年から9.0年ほどで元が取れる見込みです。

ただ、売電だけで2,485,000円を回収できるわけではありません。発電した電気を、自分の家で使って電気代を減らせた分まで含めて、ようやくこの回収期間になります。

私は一条工務店のグランスマート(平屋25.5坪)を建てて、2025年8月から住んでいます。この記事に出てくるのは試算ソフトの予測値ではなく、1年分の実測です。発電量16,635kWh、売電149,700円、電気代54,038円、買電1,439kWh。すべて手元のモニタと請求書の値をそのまま使います。

読み終えるころには、太陽光と蓄電池にどこでお金がかかっていて、自分の家ならどれくらいで回収できそうかを、自分で計算できるようになるはずです。

なお金額と仕様は2025年8月入居時点の我が家の場合です。一条工務店の価格も仕様も契約時期・地域・営業所で変わりますので、その点は考慮してお読みください。

結論|一条工務店の太陽光+蓄電池は7.6〜9.0年で回収できる見込みです

我が家のパッケージ価格2,485,000円に対して、1年間の効果は276,725円から327,535円と試算できます。実額で確定しているのは売電の149,700円で、これに自家消費5,081kWhを1kWhあたり25円・30円・35円で評価した金額を足したものです。単純に割ると、回収は7.6年から9.0年になります。

幅があるのは、自分の家で発電して自分で使った電気を1kWhいくらで評価するかによって答えが変わるからです。買わずに済んだ電気の価値なので、電気を買っていたらいくらだったかで評価します。

自家消費の評価単価自家消費の価値年間の効果回収の目安
25円/kWh127,025円276,725円約9.0年
30円/kWh152,430円302,130円約8.2年
35円/kWh177,835円327,535円約7.6年

売電収入だけで計算すると、まったく違う結果になります。年149,700円が10年続いても約150万円で、2,485,000円には届きません。売電だけを見ている限り、元が取れないという結論になってしまいます。

分かれ目は自家消費にあります。我が家は1年で5,081kWhを自分の家の電気でまかないました。ここを計算に入れるかどうかで、回収年数は10年以上変わります。

一条工務店の太陽光と蓄電池のパッケージ2,485,000円と1年で生まれた効果302,130円を比べた図

我が家に載っているのは13.475kWと7.04kWhのセットで2,485,000円

まずは、我が家がどんな太陽光と蓄電池を入れたのかを紹介します。設備や使い方が違えば、元が取れるまでの期間も変わってきます。

項目我が家の仕様
太陽光パネル13.475kW(屋根一体型)
蓄電池7.04kWh
パワーコンディショナ定格9.9kW(ハイブリッド型)
パッケージ型番EKH9.9-HR70
売電単価15円/kWh・買取10年(FIT 10kW未満区分)
価格2,485,000円(太陽光と蓄電池のセット)

パネルの13.475kWは、契約した時点で一条工務店が載せられる最大の容量でした。平屋は同じ延床面積でも屋根の面積が広くなるぶん、載せやすいと言われます。我が家は平屋しか建てていないので2階建てと比べたわけではありませんが、太陽光を多く載せられたのは平屋にした利点だと感じています。

見積書の項目名は「太陽光発電システム」ですが、実際には太陽光と蓄電池がセットになったパッケージでした。内訳が分かれていないので、太陽光が1kWあたりいくら、蓄電池がいくらなのかは分かりません。そのため、この記事でも分けて計算せず、セットで2,485,000円として考えます。

建物工事費全体の中でこの金額がどの位置にあるかは、建物総額3,106万円の内訳を公開した記事にまとめています。

1年間の発電量は16,635kWhでした【月別の全記録】

まず発電量です。2025年8月から2026年7月までの12ヶ月で16,635kWh、月平均にすると1,386kWhでした。

年月発電量
2025年8月1,651 kWh
2025年9月1,396 kWh
2025年10月956 kWh
2025年11月1,166 kWh
2025年12月1,107 kWh
2026年1月1,444 kWh
2026年2月1,270 kWh
2026年3月1,515 kWh
2026年4月1,465 kWh
2026年5月1,756 kWh
2026年6月1,324 kWh
2026年7月1,585 kWh
合計16,635 kWh

1年目のピークは5月の1,756kWhでした。次いで8月の1,651kWh、7月の1,585kWh。真夏も5月と大きくは変わりませんでした。パネルは気温が上がると効率が落ちると言われますが、我が家で温度まで測ってはいません。逆に低いのは10月の956kWh。秋雨と日照時間の短さが重なる月です。

意外だったのは6月が1,324kWhまで落ちたこと。梅雨の影響がはっきり出ました。5月と6月で400kWh以上の差があります。年間の平均だけを見ていると、この月ごとの振れ幅は分かりません。

冬もそれほど悪くありませんでした。12月1,107kWh、1月1,444kWh。温暖な6地域で雪がほとんど降らない土地なので、パネルが雪で覆われる期間がないことも大きいです。寒冷地の発電量とは条件が違うので、そのまま当てはめないようご注意ください。

一条工務店の太陽光13.475kWの月別発電量を示した棒グラフ。12ヶ月合計16,635kWh

売電は年149,700円、電気代は54,038円。収支は+95,662円

次にお金です。1年間の売電額は149,700円、電気代は54,038円でした。差し引き+95,662円のプラスです。

年月電気代売電額収支
2025年8月3,734円4,845円+1,111円
2025年9月6,973円16,605円+9,632円
2025年10月3,065円10,980円+7,915円
2025年11月2,713円8,610円+5,897円
2025年12月6,662円10,650円+3,988円
2026年1月9,442円10,410円+968円
2026年2月10,589円11,400円+811円
2026年3月4,088円13,620円+9,532円
2026年4月2,691円15,060円+12,369円
2026年5月191円19,080円+18,889円
2026年6月845円16,980円+16,135円
2026年7月3,045円11,460円+8,415円
12ヶ月合計54,038円149,700円+95,662円

赤字になった月は1ヶ月もありませんでした。 床暖房を24時間動かしている2月ですら+811円です。ぎりぎりではありますが、売電が電気代を上回りました。

補足が3つあります。

1つ目は、2025年8月は系統連系が月の途中だったため、電気代も売電額も部分的な数字だということです。丸々12ヶ月で計算すれば、もう少し大きな数字になります。

2つ目は、この電気代には市場連動型プランへの乗り換えや、日中に沸き上げるといった運用の効果も含まれていることです。太陽光と蓄電池だけでこの金額になったわけではありません。

3つ目は、kWhの表と円の表では集計期間が違うことです。
発電量や売電量のkWhは太陽光モニタの月区切り、電気代と売電額の円は電力会社の検針月で集計しています。そのため期間にずれがあり、売電額を売電量で割っても、15円/kWhにはなりません。単価を逆算するのではなく、それぞれの表に記載した数値をそのままご覧ください。

運用の中身は電気代を節約するためにやったことの記事に書きました。

さて、ここまでが売電や電気代として分かりやすく見えるお金です。ところが、回収期間を大きく左右したのは、自家消費の電力でした。

見落とされやすいのは自家消費した5,081kWhです

1年間で発電した16,635kWhのうち、電力会社に売ったのは11,029kWh。全体の66%です。
残りは、我が家で自家消費しています。

家全体の消費量は6,520kWh。そのうち電力会社から買ったのは1,439kWhだけでした。ということは、残りの5,081kWhは自分の家で発電した電気でまかなったことになります。割合にすると、約78%です。

項目年間
発電量16,635 kWh
売電量11,029 kWh
消費量(家全体)6,520 kWh
うち買電量1,439 kWh
うち自家消費5,081 kWh
蓄電池への充電量2,453 kWh

なお、発電量から売電量を引くと5,606kWhになりますが、上の表の自家消費は5,081kWhです。525kWhの差は、蓄電池を充電して放電するまでに失われる分や、モニタの集計期間のずれによるものと考えられます。この記事では、実際に家で使った側から計算した5,081kWhを採用しています。

この5,081kWhは請求書では分かりません。買わずに済んだ電気なので、通帳にも記録されません。だから売電額だけを見て「年15万円か、10年で150万円にしかならない」と判断すると、価値の半分近くを見落とすことになります。

その自家消費を支えているのが蓄電池です。1年間で2,453kWhを充電しました。1日あたりにすると約6.7kWh。蓄電池は定格7.04kWhですが、実際に出し入れできる初期実効容量は6.2kWhです。1日の平均がこれを上回っているので、ほとんど毎日いっぱいまで充電し、日によっては1回分を超えて充放電をくり返している計算になります。昼間に余った電気を夕方以降に持ち越せることが、買電を1,439kWhまで抑えられた理由のひとつです。

発電16,635kWhのうち売電11,029kWh・自家消費5,081kWh、買電は1,439kWhだった電気の流れの図

回収年数の計算|自家消費をいくらで評価するかで変わります

ここから計算します。年間の効果は「売電額」と「自家消費の価値」の合計です。

売電額は実額の149,700円で確定しています。問題は自家消費5,081kWhをいくらとみなすかです。我が家は市場連動型のプランなので、30分ごとに単価が動きます。実効単価を1つに決められないため、幅を持たせました。

自家消費の評価単価自家消費の価値売電+自家消費2,485,000円の回収
25円/kWh127,025円276,725円約9.0年
30円/kWh152,430円302,130円約8.2年
35円/kWh177,835円327,535円約7.6年

中央の30円で見ると8.2年。売電単価15円のFIT期間が10年なので、その中には収まる計算になりました。

一方、売電収入だけで元を取ろうとすると、こうなります。年149,700円×10年=1,497,000円。パッケージ価格には約100万円届きません。

つまり、太陽光と蓄電池は、売って得たお金だけで元を取るというより、電力会社から買わずに済んだ分まで含めて元を取っていく設備と考えたほうが、実態に近いです。

前提もあわせて書いておきます。25円・30円・35円という単価は仮定であって、我が家の実績ではありません。

パネルは経年で発電量がわずかずつ落ちますので、10年間ずっと16,635kWhとも限りません。11年目以降は売電単価が大きく下がります。この表の数値が、そのまま続く前提で家計を考えるのは避けてください。

自家消費を25円・30円・35円で評価したときの回収年数7.6年から9.0年を比べた図

今から建てる人は売電単価が違います【2026年度のFIT】

ここまでの計算は、2025年8月に系統連系した我が家の条件によるものです。これから建てる方には、そのまま当てはまりません。

2025年10月に「初期投資支援スキーム」という仕組みが始まり、住宅用の買取価格は二段階になりました。前半の単価を高くして、太陽光への投資を早く回収できるようにした仕組みです。

我が家(2025年度・連系2025年8月)2026年度に連系する場合
1〜4年目15円/kWh24円/kWh
5〜10年目15円/kWh8.3円/kWh
買取期間10年10年

我が家の年間売電量11,029kWhを、それぞれの単価に当てはめると、こうなりました。

  • 我が家(15円×10年):約1,654,000円
  • 2026年度(24円×4年+8.3円×6年):約1,608,000円

10年でもらう売電収入の合計は、大きくは変わりません。売電収入が前半に多くなった、と考えることができます。ただし、パネルは経年で少しずつ発電量が落ちるため、前半の単価が高い今の制度のほうが、実際には有利になる可能性もあります。

もうひとつ重要なのが、5年目以降の8.3円という単価です。電気を買うときの単価より大幅に安いので、売るより自分の家で使ったほうが得という傾向が、我が家の条件よりさらに強くなります。前半で紹介した、発電した電気をできるだけ自分の家で使う運用は、これから建てる方にとって、より重要になりそうです。

なお、この二段階の買取価格は我が家が経験していない制度です。上の金額は、制度の内容に我が家の発電量を当てはめた試算であり、実際の入金額ではありません。売電単価は年度ごとに改定されるため、ここでは2026年9月時点の情報としてご覧ください。最新の条件は、経済産業省の資料でご確認ください。

蓄電池7.04kWhだけを取り出すと元は取れるのか

太陽光より不安に思われているのは蓄電池のほうです。実際、検索されている言葉を調べると「蓄電池 元が取れない」のほうが「太陽光 元が取れる」より多く検索されていました。

先にお断りします。我が家は太陽光と蓄電池がセット価格なので、蓄電池だけの購入額が分かりません。 そのため、「蓄電池だけなら何年で元が取れるか」という計算は、我が家のデータからはわかりません。

蓄電池には、1年間で2,453kWhを充電しました。この電気は、蓄電池がなければ昼間のうちに売電していたはずの電気です。

つまり蓄電池がしてくれたのは、15円で売るはずだった電気を、30円で買うはずだった時間帯で使用できるようにすることでした。

  • 買わずに済んだ金額(30円で評価):2,453kWh×30円=73,590円
  • 売れなくなった金額(15円):2,453kWh×15円=36,795円
  • 差し引きの効果:年およそ36,795円

15年でおよそ55万円という水準になります。充放電のロスを引いていないので実際はもう少し目減りしますが、桁の感覚としてはこのあたりです。蓄電池の価格がこの範囲に収まっているかどうかが、蓄電池単体で元が取れるかの分かれ目になります。

もっとも、我が家が蓄電池に感じている価値は、お金だけではありません。停電したときに実際どうだったのかは、後半で紹介します。

保証は太陽光10年・蓄電システム15年。性能を保証するものではありません

回収年数を考えるなら、途中で故障したときのことも気になります。いくらで元が取れる計算でも、その前に壊れてしまえば話は変わるからです。手元の書面を確認すると、保証はこうなっていました。

対象保証期間出典
太陽光パネル10年一条工務店「主な商品の保証期間」
蓄電システム(ハイブリッドパワコン・蓄電ユニット)15年蓄電システム保証書(開始2025年8月1日)

回収の目安が7.6〜9.0年ですから、回収し終わるまでは保証の期間内に収まります。保証切れの後にパワーコンディショナの交換費用がかかるという話をよく見かけますが、少なくとも回収前に交換費用が発生する可能性は低いと考えています。

ただし保証書を読むと、守られる範囲は思っていたより狭いことが分かりました。3つ挙げます。

1つ目。蓄電池の容量保証は「定格容量の60%未満に低下した場合」です。7.04kWhの60%は約4.2kWh。つまり容量が70%まで落ちても保証の対象になりません。15年保証とは「15年間性能が保たれる保証」ではありません。

2つ目。自己負担になる費用が明記されています。 点検・清掃の費用、指定工事店以外で修理した費用、蓄電池の回収・処分・リサイクルにかかる費用、そして設備が使えなかった間の電気代。処分費用が自分持ちである点は、回収の計算に入れておいたほうがよさそうです。

3つ目。無償で修理や交換を受けても、保証期間は延びません。 交換した部品が新しくても、期限は最初の保証書に書かれた日付のままです。

なお保証の内容は契約時期によって変わります。ここに書いたのは2025年8月に引き渡しを受けた我が家の書面の内容ですので、ご自身の保証書で確認してください。

太陽光と蓄電池以外の設備の保証期間は、一条工務店のメンテナンス費用と保証内容にまとめています。

停電したとき、一条工務店の蓄電池はどうだったか

住んでいる間に一度、停電がありました。台風の夜で、一瞬だけ電気が止まり、すぐに戻りました。 私は何も操作していません。我が家の切替盤が自動タイプだったためです。

停電中に使える範囲も、太陽光だけの家とは違います。蓄電池があると家中のコンセントが最大5.5kVAまで使えます。ただし実効容量は6.2kWhで、定格出力なら65分。我が家の1年の実測で計算すると、冬で約5時間半、年間平均で約8時間でした。

切替盤には自動と手動があり、手動の家は操作をしないと蓄電池の電気が家に流れません。停電したときに何が止まって何が使えるのか、詳しくは一条工務店の停電|自動切替の蓄電池を実際に試した結果にまとめました。

我が家の切替盤の中身。左から連系ブレーカ、主幹開閉器、切替器

「元が取れない」と言われることに1年の実測で答えます

太陽光と蓄電池をめぐっては、よく見かける意見がいくつもありました。1年住んだ我が家ではどうだったのかをお伝えします。

よく言われること我が家の1年
売電単価が下がったので元は取れない15円でも売電は年149,700円。ただし売電だけでは2,485,000円に届かないのは事実
蓄電池は高すぎて元が取れないセット価格のため単体では計算できない。働いた量は年2,453kWhで、効果は年およそ36,795円
思ったほど発電しない年16,635kWh。ただしパワコン定格9.9kWを超えた分は電気になっていない
メンテナンス費用で消える回収の目安7.6〜9.0年は保証期間内。ただし処分費用は自己負担
停電時は結局使えない家中のコンセントが最大5.5kVAで使える。ただし実効容量6.2kWh・フル出力で65分
元が取れるのは大容量を載せられる人だけ13.475kWだからこの結果になった面はある。屋根が狭ければ同じにはならない

平屋で屋根が広く、契約時点で載せられる最大容量を選べたことが、我が家の回収年数を支えています。

同じ一条工務店でも、載せられる容量が違えば、発電量も回収ペースも変わってきます。

この記事に出てくる年数をそのまま当てはめるのではなく、ご自身の家にどれくらい載せられるのかを確認して、同じように計算してみてください。

一条工務店の太陽光で注意しておきたいこと

良い面ばかり書いてきましたので、気をつけたい点もまとめます。

売電単価15円は10年で終わります。 我が家は2025年8月に系統連系したので、期限は2035年8月です。11年目以降も年149,700円が入る計算にはなりません。

では終わったあとどうなるのか。東京電力エナジーパートナーの「再エネ買取標準プラン」は8.5円/kWh(税込)で、手続きをしなくても自動で移行します(2026年8月時点)。売電先を他社に変えるのも自由で、違約金はありません。ただしFIT期間が終わると制度上の義務買取ではなくなるので、買取の条件は各社の判断で改定され得ます。10年後に8.5円である保証はありませんので、そのときの単価は各社の公式サイトでご確認ください。この収支が永続する前提で住宅ローンを組むのは避けたほうが安全です。

自家消費の評価単価は仮定です。 市場連動型のプランを使っているため、実効単価を1つに決められません。25円・30円・35円といくつかの単価を置いて計算しています。単価が変われば、回収年数も変わります。

データは1年分しかありません。 パネルは経年でわずかずつ出力が落ちます。10年、15年と使い続けたときにどうなるのかは、まだ我が家では分かりません。

この結果には、我が家の運用による効果も含まれています。 基本料金0円のプランへの乗り換え、日中の沸き上げ、蓄電池の使い方などです。つまり、太陽光と蓄電池を載せれば、どの家でも同じ収支になるわけではありません。 その点はご注意ください。

蓄電池の処分費用は自己負担と保証書に明記されています。回収年数の計算に、将来の処分費用は含めていません。

そして価格です。ここに書いた2,485,000円は2025年8月に入居した我が家の場合であって、いまの価格とは違う可能性が高いと考えています。仕様も価格も契約時期・地域・営業所で変わりますので、必ずご自身の見積書で確認してください。

まとめ|元が取れるかは自家消費の使い方で決まります

1年住んで分かったことを整理します。

  • パッケージ価格2,485,000円に対して、年間の効果は276,725〜327,535円の試算。実額は売電149,700円で、残りは自家消費を25〜35円で評価した分。回収の目安は7.6〜9.0年
  • 売電収入だけでは10年で約150万円にしかならず、売電だけを見ていると元は取れないという結論です。
  • 分かれ目は自家消費5,081kWh。家で使った電気の約78%を、自家発電でまかなった。
  • 1年間の発電量は16,635kWh。ピークは5月の1,756kWh、底は10月の956kWh。
  • 蓄電池は年2,453kWhを昼から夜へ移した。効果は年およそ36,795円。
  • 保証は太陽光10年・蓄電システム15年。ただし容量保証は定格の60%未満まで落ちた場合で、処分費用は自己負担。
  • 停電時は家中のコンセントが最大5.5kVAで使える。実効容量6.2kWh、定格出力なら65分。切替盤が自動か手動かで、停電時にやることも変わる。

太陽光と蓄電池は、売電で儲ける設備というより、買う電気を減らす設備でした。回収年数を左右するのは、載せた容量だけではありません。日中に発電した電気を、どれだけ自分の家で使えるかも大きなポイントです。共働きで昼に誰もいない我が家でも、蓄電池があることで78%まで自家消費できました。

月ごとの電気代の動きは平屋の電気代1年分の記録に、この収支を作った運用の中身は電気代を節約するためにやったことにまとめています。あわせてご覧ください。

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