一条工務店のタッチレス水栓|浄水器付きナビッシュの1年と維持費
一条工務店のオプションでタッチレス水栓を付けるか迷っていて、「10万円も払う価値があるのか」「洗い物中に誤作動しないのか」が気になっていませんか?
我が家は浄水器付きのタッチレス水栓にして満足しています。家族3人ともレバーはほとんど使わず、飲み水から味噌汁、ご飯、お茶まで浄水でまかなっています。
気になったのは、洗い物中に下のセンサーが手に反応することだけでした。そのセンサーを切ってからは、不便に感じることはありません。
私は一条工務店のグランスマート平屋を建て、2025年8月から住んでいます。キッチンの水栓はLIXILのナビッシュ(JF-NAH461SY)で、標準の水栓から変更した差額は100,800円(税抜)でした。
この記事では、我が家の1年間の使い方と、カートリッジ代を含めた維持費をまとめました。読み終えるころには、自分の家で浄水器付きのタッチレス水栓を付けるかどうかの判断材料になると思います。
結論|一条工務店のタッチレス水栓は家族3人が毎日使用
一条工務店で採用したタッチレス水栓は、1年たった今も家族3人が毎日使っています。100,800円(税抜)のオプションでしたが、付けてよかったです。
理由は2つあります。
1つは、手をかざすだけで水が出るので、手が汚れていてもレバーを汚さずに使えることです。そのおかげで、水栓自体が汚れにくくなりました。
もう1つは、浄水器が水栓に組み込まれているので、飲み水をすべてここでまかなえていることです。浄水ポットもウォーターサーバーも置いていません。
気になった点もありました。洗い物をしていると、吐水口の下のセンサーが手に反応して水が出てしまいます。私も妻もこれが気になったので、下のセンサーは切りました。今は上のセンサーだけで使っています。
維持費は、浄水カートリッジが年1回・17,000円です。初期費用と合わせると安い設備ではありません。それでも毎日使う設備なので、我が家にとっては払う価値があったと感じています。1年間使って、故障やトラブルは一度もありませんでした。
一条工務店で選んだのはLIXILのナビッシュ
我が家のタッチレス水栓は、LIXILの「ナビッシュ」です。品番はJF-NAH461SYで、ハンズフリータイプの浄水器ビルトインモデルです。
見積書の項目名は「オリジナルシステムキッチン水栓変更」でした。項目名だけではどの水栓か分からないので、打ち合わせで品番まで確認しておくと、あとで取扱説明書や交換用カートリッジを探すときに困りません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | LIXIL |
| 商品名 | ナビッシュ ハンズフリー(H6タイプ) |
| 品番 | JF-NAH461SY |
| 浄水器 | ビルトイン形(カートリッジはシンク下) |
| 電源 | 電源式(コンセントから電気をとる。電池式ではない) |
| 色 | 銀(吐水口の下側だけ黒) |
| 吐水口の長さ | 232mm |
色はシルバーで、吐水口の下側だけが黒くなっています。キッチンカウンターは黒の御影石です。カウンターについては、御影石カウンター187,000円の記録にまとめています。
電源式なので、電池交換の手間はありません。一方で、停電するとセンサーが使えなくなります。

価格は100,800円(税抜)|カートリッジ年17,000円
タッチレス水栓にかかったお金は、標準の水栓からの差額100,800円(税抜)と、浄水カートリッジ代の年17,000円です。税込にすると、差額は110,880円になります。
最初の差額だけで判断せず、毎年かかる費用も見ておく必要があります。浄水器付きの水栓は、浄水を使うために定期的なカートリッジ交換が必要だからです。
我が家の場合で、10年使ったときの費用を計算しました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 差額(税抜・2025年1月の見積もり時点) | 100,800円 |
| 浄水カートリッジ(年17,000円×10年) | 170,000円 |
| 10年の合計 | 270,800円 |
※カートリッジの価格が10年間変わらないと仮定した試算です。
10年で270,800円、1年あたりにすると27,080円です。月にすると約2,257円になります。
我が家は年間17,000円で、浄水ポットに水を入れる手間も、ウォーターサーバーを置くスペースもいらなくなりました。家族3人分の飲み水と料理に使う水をすべて浄水でまかなっているので、我が家にとってはこの金額を払う価値があると感じています。
ただし、仕様や価格は契約時期・地域によって変わります。我が家の金額は2025年8月入居時点のものです。現在の価格とは異なる場合があるので、参考としてご覧ください。採用したオプション30項目の一覧は、採用してよかったオプション5選にまとめています。


浄水器は飲み水・味噌汁・ご飯・お茶まで全部これ
我が家では、家族3人の飲み水にナビッシュの浄水を使っています。
料理にも使っています。味噌汁の水も、ご飯を炊く水も、お茶を作る水も浄水です。浄水はレバーの位置に関係なく、浄水センサーに手をかざせば一定の量で出てきます。手が汚れていても、水栓に触らずに浄水を出せます。
採用した順番は、実は浄水器が後でした。最初に夫婦で話していたのは「タッチレスにしよう」ということだけです。そのあと「浄水器があればウォーターサーバーを置かなくていいから楽だよね」という話になりました。タッチレスと浄水器の両方が付いていたのがナビッシュ ハンズフリー(H6タイプ)でした。
ウォーターサーバーを置かなかったので、置き場所も、水のボトルを交換したり注文したりする手間も必要ありません。浄水はシンクの水栓から出るので、飲み水を取りに別の場所へ行く必要もありません。
実際に、残留塩素に反応する検査薬(DPD試薬)で確かめたこともあります。カートリッジを使い始めて11ヶ月ほどたった、交換する直前の時期です。水道水はピンク色に変わりましたが、浄水は色が変わりませんでした。
水道水には消毒のための塩素が含まれているので、ピンクになるのは正常です。我が家で1回試しただけの結果ですが、交換直前のカートリッジでも、検査薬で分かる範囲では残留塩素を取り除けていました。
浄水器は、水道水から残留塩素などを取り除くためのものです。水道水をそのまま飲むことに抵抗がある家庭なら、一条工務店で浄水器付きのタッチレス水栓を選ぶ価値はあると思います。
センサーは3つ|下のセンサーを切って上だけ使っています
ナビッシュのハンズフリータイプには、センサーが3つあります。我が家では下の自動センサーを切り、上にある2つのセンサーだけを使っています。
| 位置 | 名前 | 働き | 我が家 |
|---|---|---|---|
| 上(青) | 浄水センサー | 手をかざすと浄水が出る。もう一度かざすと止まる | よく使う |
| 上(オレンジ) | 湯水センサー | 手をかざすと、レバーで決めた水かお湯が出る | 皿洗いで水を出すときに使う |
| 下(吐水口の下) | 自動センサー | 手や食器を差し出すと水が出る。洗い物中は出たり止まったりする | 切っている |
下の自動センサーを切ったのは、洗い物をしていると手に反応してしまうからです。シンクの中で手を動かしていると、意図しないところで水が出たり、止まったりします。
取扱説明書を読むと、この反応は仕様どおりの動きでした。自動センサーの感知範囲は、水が出ているときは吐水口から200mmまで広がります。溜め水や光る物にも反応することがあると書かれています。我が家では、シンクの中で手を動かす洗い物には使いにくいと感じました。
切り方は簡単で、吐水口の先にある「AUTO」ボタンを押すだけです。ランプが消えればOFFです。感知する距離を130mmに縮める設定もありますが、我が家では試していません。
今は、上のセンサーに手をかざして水を出し、洗い終わったらもう一度かざして止めています。これでも手を汚さずに水を出せるので、不便はありません。下のセンサーを切ってからは、気になることもなくなりました。


水量と温度は1年使って不満なし
水量と温度で困ったことは、1年間ありませんでした。冷たすぎたり、熱すぎたりすることもなく、普段使いで不満はありません。
我が家は家族3人ともタッチレスで使っていて、レバーはほとんど触りません。湯水センサーは、レバーで決めておいた温度と量の水を出す仕組みです。一度設定してしまえば、あとは手をかざすだけで使えます。
お湯はほとんど使っていません。皿洗いのときも水を使うことが多く、湯水センサーはほぼ「水を出すため」に使っています。
取扱説明書によると、お湯が約47℃以上になると、自動センサーから出ているお湯を止める「高温止水機能」があるそうです。我が家は下の自動センサーを切っているうえ、お湯もあまり使わないので、この機能が働いたことはありません。
タッチレス水栓について調べると、「お湯が出ない」「水が出ない」という声も見かけます。我が家では1年間、どちらも起きていません。もし同じ症状が出た場合は、取扱説明書の「修理を依頼される前に」を先に確認するとよさそうです。
浄水カートリッジの交換は年1回・約10分
浄水カートリッジは年に1回、自分で交換しています。かかる時間は10分ほどです。
交換の目安は、12ヶ月または浄水の総使用量10,000Lです。取扱説明書によると、11.5ヶ月(9,600L)が近づくと浄水センサーのところに「交換」の表示が点滅し、12ヶ月で点灯に変わります。表示で交換時期が分かるので、交換を忘れにくい仕組みです。
打ち合わせのとき、担当の営業さんからは「カートリッジは必ず交換が必要です。交換しないなら、浄水器は付けないほうがきれいな水が出ます」と説明を受けました。取扱説明書にも、衛生面から12ヶ月以内に必ず交換するよう書かれています。交換を続けられるかどうかは、採用する前に考えておきたい点です。
我が家のカートリッジはJF-45Nで、本体に付いていたものと同じ品番です。LIXILのビルトイン形には3種類のグレードがあり、JF-45Nは中間のグレードにあたります。
| 品番 | グレード |
|---|---|
| JF-47 | ハイグレード |
| JF-45N(我が家) | スタンダード |
| JF-43N | エコノミー |
交換用のカートリッジは、LIXILの公式通販「LIXILストア」で販売されています。取扱説明書には、模倣品や性能を満たさない互換品が出回っているため、公式通販で販売していると書かれていました。
我が家が払ったのは1本17,000円です。交換は1年に1回なので、家計への負担は年間17,000円です。交換の手順は、取扱説明書とLIXILの公式動画で確認できます。
タッチレス水栓の掃除は月1回、シンクを洗うついでに
タッチレス水栓の掃除は、月1回、シンクを洗うついでにしています。水栓だけのために時間を取る必要がないので、今のところこのペースで続けています。
手をかざして水を出すので、汚れた手でレバーに触ることがほとんどありません。そのおかげで水栓自体が汚れにくく、月1回の掃除で足りています。
掃除の方法は、取扱説明書に書かれている方法で行うのが安心です。水栓の表面は、使う洗剤や道具によっては傷めてしまうことがあるので、注意が必要です。
| 場所 | 取扱説明書に書かれている方法 |
|---|---|
| ふだんの汚れ | 乾いた柔らかい布で拭く。ひどい汚れは薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、水拭き・から拭きする |
| センサー | 直接水や洗剤をかけない。たわしやメラミンフォーム、ブラシは使わない |
| 使わないもの | クレンザー、酸性・アルカリ性洗剤、塩素系漂白剤、研磨粒子入りスポンジ、シンナーなど |
センサーの表面に汚れや水滴が付くと、意図せず水が出るなど、誤作動の原因になるとも書かれています。センサーのまわりは、水や洗剤を直接かけず、布で拭くようにしています。
取扱説明書には、ふだんの掃除とは別に定期的な点検の項目もあり、シンク下の水まわりに水漏れがないか、水栓本体にガタつきがないかを、年2回以上確認するよう書かれていました。シンク下には浄水カートリッジもあるので、カートリッジを交換するときに一緒に確認しておくと、忘れにくいです。
停電したときは手動弁で水を出せます
我が家のナビッシュは電源式なので、停電するとセンサーは反応しなくなります。ただし、手動弁を開ければ水を出せます。
停電中に水を出す方法について、LIXILの取扱説明書の記載は次のとおりです。
メインバルブの手動弁を開けることで、センサーに関係なくレバーハンドルのみで吐水・止水できます
出典: LIXIL WEB取扱説明書「キッチン用タッチレス水栓ナビッシュ|こんなときは」(2026年9月13日に確認)
我が家の場合は、停電すると蓄電池に自動で切り替わり、家中のコンセントに電気が届く仕組みです。そのため、蓄電池の電気が残っているあいだは、センサーもふだんどおり使えます。実際に停電したときは一瞬で復旧したので、手動弁は使っていません。蓄電池がない家では、停電中は手動弁を開けて水を出すことになります。
なお、取扱説明書には、停電したあとやコンセントを抜いたあとは、浄水を約1分流してから使うように書かれています。停電したときの我が家の対応は、停電したときの記録にまとめています。
一条工務店のタッチレス水栓でよく言われることと実感
タッチレス水栓について、施主ブログや口コミでよく見かける声を集めて、我が家の1年間の使用感と照らし合わせました。当てはまったのは、センサーの反応とカートリッジ代の2つでした。
| よく言われること | 我が家では |
|---|---|
| 洗い物中にセンサーが反応する | 当てはまった。下の自動センサーを切って解決 |
| 故障が心配 | 1年間、故障なし |
| お湯が出ない・水が出ない | 1年間、一度もない |
| 10万円は高い | 家族3人が毎日使い、飲み水も料理の水もここでまかなっている |
| 浄水カートリッジ代がかかる | 当てはまった。年17,000円かかる |
| 停電すると使えない | 手動弁で使える。我が家は蓄電池があるのでふだんどおり |
他の施主ブログでは、「タッチレス水栓はあえて付けなかった」という意見も見かけます。まずは標準の水栓を使い、壊れたときにタッチレス水栓へ交換するという考え方です。
また、ハンズフリータイプは食器洗い中にセンサーが反応しやすいため、付けるなら上のセンサーだけのタイプで十分という声もあります。
我が家の1年も、「上のセンサーだけで十分」という意見とは重なる部分があります。実際、今は上のセンサーだけで使っているからです。ただ、我が家は浄水器とセットで使いたかったので、浄水器付きのナビッシュを選んだことに後悔はありません。
どのタイプが合うかは、浄水器が要るかどうかで変わると思います。


デメリット|100,800円と毎年のカートリッジ代
満足している設備ですが、注意しておきたい点もあります。一番大きいのは費用です。
1つ目は、初期費用と維持費です。差額100,800円(税抜)に加えて、カートリッジ代が毎年17,000円かかります。10年使うと合計270,800円になるので、浄水器を使わない家庭なら、浄水器なしのタイプを選んだほうが良さそうです。
2つ目は、下の自動センサーです。洗い物中に手に反応するので、我が家は切っています。ボタン1つで切れますが、付けたまま使うつもりの人は、ショールームで反応の仕方を試しておくと安心です。
3つ目は、停電のときです。電源式なので、蓄電池がない家では停電中にセンサーが使えません。手動弁の場所と開け方は、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
4つ目は、カートリッジの買い方です。交換用はLIXILの公式通販で購入します。「交換」の表示が点滅したら、届くまでの日数も考えて、早めに注文しておくと、カートリッジを切らさずに済みます。
まとめ
- 一条工務店で採用したタッチレス水栓は、LIXILのナビッシュ(JF-NAH461SY)。標準の水栓からの差額は100,800円(税抜)でした。
- 浄水カートリッジはJF-45Nで、年1回・17,000円。水栓の差額と合わせると、10年で270,800円の計算です。
- 家族3人ともタッチレスで使い、レバーはほとんど使いません。
- 飲み水・味噌汁・ご飯・お茶まで浄水で、ウォーターサーバーは置いていません。
- 下の自動センサーは洗い物中に手に反応するので切り、上のセンサーだけで使っています。
- 掃除は月1回、シンクを洗うついでにしています。方法は取扱説明書のとおり、柔らかい布と薄めた中性洗剤が基本です。
- 停電中は手動弁で水が出ます。我が家は蓄電池があるので、センサーもふだんどおり使えます。
- 1年間、故障やトラブルはありませんでした。


